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ジャイアンツHCジャッジ、マスクなしで会食した選手は「内部で対応」

2020年10月28日(水) 15:21

ニューヨーク・ジャイアンツのジョー・ジャッジ【Evan Pinkus via AP】

第7週で最初に黒星を喫したのは、フィラデルフィア・イーグルスに1点差で負けたニューヨーク・ジャイアンツだった。

クオーターバック(QB)のダニエル・ジョーンズとランニングバック(RB)セイクワン・バークリーを含む複数のジャイアンツ関係者は、気持ちを切り替えようとしてか、試合のあった現地23日(金)の夜に会食をした。そして、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミック中であるにもかかわらず、マスクを着用していない姿が動画に捉えられている。火曜日にジャイアンツのヘッドコーチ(HC)ジョー・ジャッジは彼らの行動について言及し、何らかの懲罰が必要な場合は内々で行うと記者たちに伝えた。

ジャッジHCは「このことに関しては内部で対応する」と『New York Daily News(ニューヨーク・デイリー・ニュース)』のパット・レオナルドに話している。「彼らが先日の夜に集まって食事をしたのは、正しいことをしようとしていたと信じている」

おそらく懲罰は出場停止までには至らす、選手たちの財布に影響が及ぶと思われる。火曜日にジャッジHCが内部で対応することを公表したところを見ると、処分の詳細については公に知らされない可能性がある。

ジャッジHCが就任してから初めてのシーズンとなるジャイアンツはまだ1勝しかしておらず、それは第6週にワシントン・フットボール・チームを20対19で下した際に手に入れた勝利だ。これまでに1ポゼッション差で負けた試合が4試合もあり、アウェイでは全敗となっている。第8週はホームに戻り、QBトム・ブレイディ率いるタンパベイ・バッカニアーズを迎え撃つ。

ニューイングランド・ペイトリオッツで8シーズンにわたりスペシャルチームのコーチを務めたジャッジHCにとっては、再会の機会となる。

ジャッジHCはブレイディについて「彼からはたくさんのことを学ばせてもらった」と『WNBC』のブルース・ベックに語っている。「彼はフットボールを熟知していて、これまでのスポーツ界の中でも最もタフで闘争心のあるコンペティターだ。史上最高の選手の1人であることは間違いない。常に高いレベルでプレーし、衰えもほとんど感じられない。ブレイディを心から尊敬している」

必勝法を模索するジャイアンツは、その分野においては上級クラスを指導できるブレイディという偉大な男と対面する。ジャイアンツは月曜日に、この大先生を驚かすことに挑む。

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