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ラムズのディフェンスに有頂天のマクベイHC

2020年10月28日(水) 18:57

ロサンゼルス・ラムズとシカゴ・ベアーズ【AP Photo/Ashley Landis】

第7週のマンデーナイト出場者の間で多くの感謝が行き交っている。

ロサンゼルス・ラムズのディフェンシブバック(DB)テイラー・ラップはボールをはじいてクラッチインターセプトのきっかけを作ってくれたチームメイトのコーナーバック(CB)トロイ・ヒルに感謝すべきだろう。ラムズのオフェンスは優れたフィールドスイング能力によってシカゴ・ベアーズのオフェンス陣にほとんど何もさせなかったパンター(P)ジョニー・ヘッカーに謝意を示さねばならないはずだ。

何ならベアーズのオフェンスは全員、ワイドレシーバー(WR)ロバート・ウッズのエンドアラウンドのアテンプトをつぶしてファンブルを誘い、この試合唯一となったフリーセーフティ(FS)エディ・ジャクソンのタッチダウンを生み出してくれた元ラムズのラインバッカー(LB)ロバート・クィンに感謝すべきだろう。

トップ7ディフェンス同士の対戦は見る者を落胆させなかった――たとえ一方が敗北に肩を落として帰宅の途についたとしても。1週間前に同じように苦い思いでサンフランシスコから帰ってきたヘッドコーチ(HC)のショーン・マクベイにはその気持ちが理解できるはずだ。しかしこの夜は勝利に酔いしれ、ご満悦の様子だった。

「今夜は終始ディフェンスが素晴らしかった」と勝利後にHCは語った。「次々と攻撃を止めては大きなターンオーバーを決め、第4ダウンのストップにレッドゾーンでのターンオーバーも出た。コーナーバック(CB)のジャレン(ラムジー)とセーフティ(S)のテイラー・ラップがインターセプトを決めているのだから、いくら褒めても足りないくらいだ。彼らが与えた1度のタッチダウンはわれわれのオフェンスに起因するものだった。ディフェンスは大々的な活躍を見せていた。チームの総合的な努力に大変満足している」

ディフェンス側の功績と、それと比較して見劣りするオフェンス側の両方によって、ベアーズはディフェンスを名刺代わりにして第7週を迎えた。彼らのディフェンスに触れずに2020年のベアーズを語ることはできない。

一方、ラムズはそうではなかった。しかし、単純にディフェンスの結果だけを比較して言うなら、ラムズは今回ベアーズに勝っていた。ラムズは相手オフェンスに280ヤード以上を許さず、ベアーズをエンドゾーンに近づけず、インターセプトで2回ターンオーバーし、クオーターバック(QB)ニック・フォールズを4回サックして、ワンスコアゲームのチャンスを残してベアーズが終盤にボールを持った時にも、さして脅威を感じなかった。

ラムズはすでに仕事をやり終えていた。それは単純にクリーンアップの問題だった。彼らはそれをラムジーのインターセプトによって実行し、後のポゼッションでターンオーバーを決めた。ヘッカーのキックはここでも冴え、パントで63ヤードのボムと36ヤードを決めている。どちらもベアーズの10ヤードライン内側に着地した。

ディフェンスのパフォーマンスで最もうれしかったのは何かと聞かれ、「1つを挙げるのは難しい」とマクベイは述べた。「彼らのしたこと全てに満足している。見事な活躍だった。本当に素晴らしかったよ、試合中の全てのエリアにおいて。彼らは相手を3ポイントに抑えていた。それだけしか与えなかった。タイトなレッドエリアにいた時に何度も重要な攻撃を食い止めた。とにかく素晴らしい働きだった」

ラムズの次なる相手は先発デビューを飾るマイアミ・ドルフィンズのルーキーQBトゥア・タゴヴァイロアだ。ディフェンシブエンド(DE)アーロン・ドナルドの舌なめずりが聞こえてきそうな気がする。

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