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シーホークスがトレードでベンガルズDEダンラップを獲得

2020年10月29日(木) 13:22


シンシナティ・ベンガルズのカルロス・ダンラップ【Aaron Doster via AP】

シアトル・シーホークスがパスラッシュに助力を得た。

シーホークスが7巡目指名権およびオフェンシブラインマン(OL)B.J.フィニーと引き換えにシンシナティ・ベンガルズからディフェンシブエンド(DE)カルロス・ダンラップを獲得した。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地28日(水)に伝えた後、ベンガルズもこのトレードについて発表している。

11年をベンガルズで過ごしながらもトレードを熱望していたダンラップに、行く先が見つかった。しかしながら、リーグが定める新型コロナウイルス感染症(COVID-19)プロトコルに従う必要があるため、ダンラップは今週の試合には出場できず、シーホークスでの初戦は第9週のバッファロー・ビルズ戦になる。

31歳のエッジラッシャーはベンガルズ守備コーディネーター(DC)の下で自らの役割が減ったことに異議を唱えていた。先週末、ダンラップは自分がデプスチャートの3番手にいることを示す画像を『Instagram(インスタグラム)』で公開した後、すぐに削除している。先週の日曜日にクリーブランド・ブラウンズに敗れた際には、ダンラップがサイドラインでアシスタントコーチ陣と言い争っている様子が見られていた。

ダンラップの契約はあと1年残っており、ベースサラリーは1,010万ドル(約10億1,000万円)となっている。

シーホークスはディフェンシブライン(DL)のアップグレードを強く欲しており、ダンラップを獲得できたのは良いスタートだ。

シーホークスはトータルディフェンス(試合平均479.2ヤード)とパスディフェンス(同368.7ヤード)において、スーパーボウル時代に入ってから最低の記録になるぺースできている。試合平均415ヤード以上、もしくは試合平均300パスヤード以上を相手に許したシーズンにプレーオフに進出したチームはない。

6試合を通じて、シーホークス全体でQBサック9回にとどまっており、これはNFLで27位となっている。

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