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ベンガルズがビルズGスペインを獲得の見込み

2020年10月29日(木) 15:40

バッファロー・ビルズのクイントン・スペイン【Paul Jasienski via AP】

シンシナティ・ベンガルズがついに不満を抱くカルロス・ダンラップをシアトルへトレードで送り出し、その見返りとしてB.J.フィニーを迎え入れた。これで強く必要としていたオフェンシブライン(OL)の助力を得たベンガルズだが、チームの動きはまだ止まらない。

ベンガルズがガード(G)クイントン・スペインと契約する見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。スペインは現在、シンシナティで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)プロトコルの手続きを消化しているところだとラポポートはつけ加えた。

スペインは先日にバッファロー・ビルズからリリースされている。ビルズでの2シーズン目は、チームが2年目のGコーディ・フォードを左サイドに投入し、新たに加入したベテランのブライアン・ウィンタースをライトガードのスポットに据えたのを受け、先発ラインアップから外れていた。年平均500万ドル(約5億2,000万円)の3年契約でプレーしていたスペインだが、ビルズの支出に見合うだけの働きができなかった

だが、シンシナティでは価値を生みだすことができるはずだ。ベンガルズはクリーブランド・ブラウンズに敗北した現地25日(日)の試合で複数のOLをけがで失っており、タックル(T)ボビー・ハートはすでに第8週のテネシー・タイタンズ戦から除外されている。Tジョナ・ウィリアムスとセンター(C)トレイ・ホプキンスも水曜日の練習に参加しておらず、Gマイケル・ジョーダンは制限つきで練習を行っていた。

ルーキークオーターバック(QB)ジョー・バロウはすでに被サック数(28回)でリーグトップとなっており、バロウを守ることがベンガルズの最重要課題だ。ベンガルズはこの必要性について十分承知しており、ダンラップをシアトルに送り出す契約にCフィンリーを加えている。タイタンズやビルズで先発を務めた経験のあるスペインの獲得は、チームがバロウを司令塔に据えた初年度を進めていく上で、OLに空いている多くの穴を埋める助けになるだろう。

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