第7週の最優秀選手はカーディナルスQBマレー、ブラウンズQBメイフィールドら
2020年10月29日(木) 15:51手に汗にぎる試合を見事に制したことにより、将来有望かつ急成長中のシグナルコーラー2人が、第7週にその功績を称えられた。
シンシナティ・ベンガルズ戦でクリーブランド・ブラウンズを勝利に導いたクオーターバック(QB)のベイカー・メイフィールドは、今シーズン最高のパフォーマンスを見せた。この試合に続いたサンデーナイトフットボールでは、アリゾナ・カーディナルスのQBカイラー・マレーがチームをけん引してシアトル・シーホークスとの対戦を制している。
これらの活躍を受けて、メイフィールドはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の、マレーはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)の第7週の攻撃部門最優秀選手賞にそれぞれ輝いた。
ブラウンズが37対34でベンガルズを下した試合で、メイフィールドはキャリアハイとなるタッチダウンを5回決め、キャリアで2回目となる週次の賞を手にした。メイフィールドはパス成功率78.6%(28回中22回)で297ヤードを稼ぎ、135.6のレーティングを獲得してインターセプトは1回となっている。
一方のマレーは、カーディナルスが延長戦の末に37対34でシーホークスに競り勝つのに日曜日の夜遅くまで戦った。試合を通して素晴らしいプレーを披露したマレーは、合計で4つのタッチダウンを決めている。48回中34回のパスを成功させて(70.8%)360ヤードをマークし、パッシングタッチダウンを3回、インターセプトは1回。さらに、自らの足で67ヤードを走ってタッチダウンを1つ決めている。
バッファロー・ビルズが18対10でニューヨーク・ジャイアンツに勝った試合では、ディフェンスが大きく貢献した。ディフェンシブエンド(DE)ジェリー・ヒューズによるひときわ目立ったパフォーマンスが、彼にAFC守備部門最優秀選手賞をもたらした。絶好調だったヒューズは、タックル6回、サック2回、フォースドファンブル1回、インターセプト1回をマークしている。
43対16でデンバー・ブロンコスに圧勝したカンザスシティ・チーフスがさまざまな形で得点を挙げた中、ワイドレシーバー(WR)のバイロン・プリングルはキックオフリターンで102ヤードを走り、そのままタッチダウン。このプレーによりプリングルにはAFCスペシャルチーム部門の週間最優秀選手賞が送られた。驚くべきことに、それはプリングルのシーズン最初で唯一のキックリターンだった。
2019年のドラフトで全体5位指名を受けたタンパベイ・バッカニアーズのラインバッカー(LB)デビン・ホワイトは、ラッシャーとして自身最高のプレーを45対20でラスベガス・レイダースを圧倒した試合で見せている。ホワイトはキャリアハイとなるサック3回を記録し、フォースドファンブル1回とタックル11回と合わせて、NFC守備部門最優秀選手として申し分のない活躍ぶりだった。
NFCスペシャルチーム部門最優秀選手にロサンゼルス・ラムズのパンター(P)ジョニー・ヘッカーが選ばれたことには誰も驚かないだろう。これはベアーズを24対10で破ったマンデーナイトフットボールで見事なパフォーマンスを披露したヘッカーに対する評価だ。この試合でヘッカーは5回パントし、その全てが敵陣の10ヤードラインまたはそれより内側に到達して繰り返しベアーズを苦しめた。ヘッカーのパントは平均44.2ヤードを記録し、最長となった63ヤードのパントは敵陣6ヤードに着地している。また別のパントは敵陣1ヤードまで食い込んだ。
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