レイブンズがOTスタンリーと5年103億円で契約延長に合意
2020年10月31日(土) 06:31ボルティモア・レイブンズはスターオフェンシブタックル(OT)ロニー・スタンリーを2025年シーズンまで確保した。
チームはプロボウル選出の経歴を持つブラインドサイドブロッカーのスタンリーと5年間の延長契約を締結したことを発表。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えたところによれば、合意額は9,875万ドル(約103億3,320万円)にして最大1億ドル(約104億6,450万円)に上るという。2020年の報酬に、新たな保証額5,800万ドル(約60億7,000万円)と今年の分を合わせて合計保証額6,556万9,000ドル(約68億6,200万円)が追加されることから、総額は最大1億1,286万6,000ドル(約118億1,200万円)に達する。スタンリーは2021年3月31日までになんと4,711万6,000ドル(約49億3,100万円)を稼ぐ。
スタンリーは3月までに1,625万ドル(約17億円)のオプションボーナスと2,250万ドル(約23億5,500万円)のシングルボーナスを手にする。今回の合意には毎年125万ドル(約1億3,080万円)のプロボウルインセンティブも含まれる。
1年あたり1,975万ドル(約20億6,700万円)の契約が成立したことにより、スタンリーはNFLで2番目に高額な報酬を受け取るオフェンシブラインマンとなる。スタンリーより高額なのはヒューストン・テキサンズのOTレアミー・タンシルの2,200万ドル(約23億円)のみだ。最大総額と保証額ではスタンレーの契約は首位に立つ。
We have signed LT @megatronnie to a 5-year contract extension‼️‼️ pic.twitter.com/oHDHQQj7oh
— Baltimore Ravens (@Ravens) October 30, 2020
レイブンズのエリック・デコスタ上級副社長兼ジェネラルマネジャー(GM)は次のようにコメントを発している。
「光栄にもロニー・スタンリーと2025年までの5年延長契約を結んだことをここに発表する。ロニーはわれわれのオフェンシブラインの大黒柱だ。彼はフィールドでもコミュニティでも卓越した左タックルだ。これはロニーにとっては序章に過ぎない。彼と彼の家族のためにもうれしい」
「ロニーはオジー・ニューサムによるドラフト指名の良い模範でもある。また、この契約締結に尽力してくれたキム・ミアレ、ニック・マテオ、パット・モリアーティにも感謝する」
スタンリーの長期契約は、レイブンズで育てた才能溢れる選手をチームで擁護するデコスタGMの方針の一環であり、先にはコーナーバック(CB)マーロン・ハンフリーと巨額の延長契約に合意している。
2016年にドラフト全体6位指名を受けたスタンリーは、即座に屈強な先発選手としての地位を確立し、年々成長を遂げてきた。2019年にはオールプロのファーストチームに選ばれる名誉を獲得し、レイブンズの1シーズンのラン記録樹立にも貢献している。
フィールドでエッジラッシャーを止められるブルドーザーのような存在の選手は今のNFLではまれな存在だ。レイブンズがそういった選手を安々と手放すことはないだろう。
【SC】