ジャガーズQBミンシューが第9週のテキサンズ戦を欠場予定
2020年11月02日(月) 12:27バイウイークが明けても、ジャクソンビル・ジャガーズのクオーターバック(QB)ガードナー・ミンシューが先発に戻ることはなさそうだ。
ミンシューは第9週に予定されているヒューストン・テキサンズ戦でインアクティブになる見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況に詳しい情報筋の話として現地1日(日)に伝えた。
ベテランQBのマイク・グレノンとルーキーQBのジェイク・ルートンが先発の座を争って練習に臨んでいる。ミンシューが不在の間は勝負に負けた方がバックアップとなる。
ミンシューは利き手に靭帯(じんたい)の捻挫と軽い骨折を負っていることが今週に明らかになった。
だが先週にジャガーズは、新たなけがが発覚する以前からミンシューの代わりとしてのグレノンの起用を検討していた。この2年目のQBのプレーがあまりにも不安定だからだ。
グレノンもルートンもミンシューより強い腕の持ち主だ。攻撃コーディネーター(OC)ジェイ・グルーデンのオフェンスには、より豪腕な選手の方が有利に働くだろうと思われている。しかしながら、両者ともにミンシューよりははるかに機動力が低く、オフェンシブライン(OL)が頼りない中では不安要素といえる。
30歳のグレノンはよく知られた存在であり、5年間で5つ目のチームに在籍しているのにはそれなりの理由がある。グレノンはルーキー時に13試合で先発を務めているが、それ以降は下り坂のキャリアを送っている。機動力とパスの精度のなさに苦しみ、ターンオーバーも山ほど記録してきた。最後に先発したのは2017年にシカゴ・ベアーズにいた時だが、当時ルーキーだったQBミッチェル・トゥルビスキーにその座を奪われている。2017年9月に先発した最後の試合でグレノンは、インターセプト2回とファンブル2回で合計4回ものターンオーバーをマークした。
一方のルートンは6巡目で指名されており、オレゴン州立大学では数多くの記録を残しているものの、プレッシャーのある場面では苦しんできた。QBとして理想的な体格を持つことから、ジャガーズはルートンに手綱をわたしてその実力を試す可能性がある。
ジャガーズのコーチ陣は練習でのルートンに満足していると報じられており、実戦でのパフォーマンスを見たい頃かもしれない。
このままいくとジャガーズは来年のドラフトで高順位の指名権を手にすることになり、トレバー・ローレンスやジャスティン・フィールズ、トレイ・ランスらQBの誰かをフランチャイズの顔として獲得しうる。すなわち、ジャガーズでのミンシューの将来が疑わしくなるということだ。
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