ニュース

ジェッツGMダグラス、「未来のQB」ダーノルドのためにHCゲイズと改善に取り組む

2020年11月04日(水) 20:18

ニューヨーク・ジェッツのアダム・ゲイズ【AP Photo/Bill Kostroun】

ニューヨーク・ジェッツは少なくとも全体の記録に関しては目下プロフットボールのワーストチームだ。そのロースターの構成を担当する人物はチーム苦戦の責任を認めつつ、流れを変えるための計画の一部を明らかにした。

殺気立ったジェッツファンは喜ばないかもしれないが、ジェネラルマネジャー(GM)のジョー・ダグラスは悩めるヘッドコーチ(HC)アダム・ゲイズが彼らの問題解決を担う1人だと記者団に語った。

「これは全てがアダムの責任ではない」とダグラスは『NFL Network(NFLネットワーク)』のキンバリー・ジョーンズに語った。「ゴールは一緒になって立て直すことだ」

オフェンシブな思考に定評のあったゲイズの評価は、2020年に失墜した。ジェッツはボールを保有した際に全く攻められず、重要ポジションのけがにも泣いている。ルーキーワイドレシーバー(WR)デンゼル・ミムスは第7週と第8週にプレーするまで、2020年レギュラーシーズンの大半を欠場し、クオーターバック(QB)サム・ダーノルドは肩のけがで第5週と第6週を欠場した。

ダーノルドはこのところ話題の中心となっており、彼のジェッツでの日々が残り少ないのではと考える人々もいる。ダグラスは遠回しにその考えを否定し、代わりにダーノルドのタフさを称賛した上で、これまではキャストの入れ替わりが激しかったと指摘。彼はまだ若く、NFLのやり方を学んでいる最中だと述べた。

「彼は毎週のように違うWRと組まされているように感じる」とダグラスは述べた。「才能の片りんは見せているし、それは本当に特別のものだ。サムが23歳のQBで、私が近くで見た中でも指折りのQBだということを忘れないでおこう。サムにはとても期待している」

「彼がわれわれのベストQBであり、われわれの未来のQBだと言って差し支えないだろう」

ダーノルドが未来のジェッツの顔になるかどうかは、彼自身の問題ではない。なぜなら、彼の成功をサポートする正しいキャストを配置するのはダグラスだからだ――少なくとも本人の言によれば。

「私が言いたいのは何かというと、われわれは次の8試合を乗り切ろうとしているということだ」とダグラスは述べた。「サムに対する私の印象は変わっていない。彼の周りを優秀な選手で固められるよう、われわれはもっと良い仕事をしなければならない」

そこにはタイトエンド(TE)のクリストファー・ハーンドンが含まれているはずだ。彼は可能性を示しながらも複数の困難に直面してきた――自動車事故、けが、そして出場停止処分。そのため彼はジェッツが思い描いたような選手になれずにいる。ダグラスはハーンドンを売りに出すとのうわさを否定し、彼の困難に同情を示して、より良い組織になることの必要性を繰り返した。

最終的にジェッツが考えなければならないのは、どうしたら勝利できるのかということだ。何より重要なこととして勝利数0を1に変えなければならない――そして2021年に向けた勢いを構築する必要がある。そこにゲイズがいるのかどうかはまだ分からないが、今のところは共同努力が求められる。

「私の焦点はアダムの問題解決を助け、その実現のために一緒に仕事をすることだ」とダグラスは述べた。「われわれは皆、自分たちの能力には自信を持っている。だが、私はこの問題をアダムと解決することに集中している」

【M】