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49ersルーキーWRアイユーク、お手本はパッカーズのWRアダムス

2020年11月05日(木) 00:12

サンフランシスコ・49ersのブランドン・アイユーク【AP Photo/Tony Avelar】

サンフランシスコ49ersのルーキーワイドレシーバー(WR)ブランドン・アイユークは、彼がまねしようとしているレシーバーをサーズデーナイトで直接見る機会に恵まれそうだ。第9週に49ersはホームでグリーンベイ・パッカーズと戦うことになっている。

「大学を出る時に俺がしょっちゅう見ていたレシーバーの1人がデイバント・アダムスだった」とアイユークは現地3日(火)、『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイエリア)』に語った。「昨シーズンの試合全部と彼の動き、スクリメージラインでの動き方やルートランニング、全部見ていた」

「彼は実際、プロでの俺の比較対象だから、デイバント・アダムスをウオッチするのは大好きなんだ。彼からいろいろ盗んで、自分のものにしたい」

アイユークは模倣する相手に素晴らしいレシーバーを選んだ。キャリア初期こそ足首のけがに前進を阻まれたものの、アダムスはNFLで1、2に入るワイドアウトの1人だ。3度のプロボウラーで、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの主力ターゲットとして対戦相手に悪夢を見せる。

2シーズン目の足首のけがを克服してからは、超一流のレシーバーとなった。彼の完璧な技術はラインからのクリーンなブレークを可能にし、どんなにフィジカルなディフェンシブバック(DB)が相手でもスペースを作り出すことができる。

アイユークがリーグ屈指のルートランナーに近づくことができれば、49ersは自分たちの大黒柱を手に入れることになる。

「この数週間、私はブランドンのことをとても誇りに思っている」とヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンは語った。「ディーボ(サミュエル)のルーキーイヤーと同じように、彼には本来の時期よりも早くプレッシャーをかけてしまっている。できれば、来たばかりの選手にそんなことはしたくない。特に、彼はトレーニングキャンプの大半を欠席し、オフシーズンもなかったのだからね」

ハムストリングのけがで第1週を休んだ後、アイユークは徐々に49ersのオフェンスに参加するようになり、立て続けにビッグゲームを経験した。第7週では6回のキャッチで115ヤードを獲得。第8週は8回のキャッチで91ヤード、タッチダウン1回を記録した。

「彼は刺激的だ」とパッカーズHCマット・ラフルアーは49ersのルーキーについて述べた。「彼はデイバントのような唐突さや優れた運動能力を持っている。なかなかすごい選手のようだね」

スタータイトエンド(TE)ジョージ・キトルの長期離脱が決まるなど、けが人を多く抱える49ersは、パスアタックで引き続きアイユークに大役を果たしてもらう必要がある。

彼はまだデイバント・アダムスではないかもしれない。だが、ルーキーが同じレベルに到達しようと思うなら、そのための正しいお手本を選んだといえよう。

【M】