ドルフィンズHC、実戦でQBタゴヴァイロアの実力を試しているとの見方を否定
2020年11月06日(金) 14:00マイアミ・ドルフィンズがクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアに先発を任せた理由は、タゴヴァイロアが将来のQBかどうかを確かめるためだとの見方をヘッドコーチ(HC)のブライアン・フローレスが否定した。
現地5日(木)、フローレスHCはドルフィンズが今季のラスト10試合をタゴヴァイロアが長期的なソリューションになるのか、それとも2021年ドラフトで別のQBを検討すべきかの評価を行うために使おうとしているとの報道を強く否定した
フローレスHCは「いくつかの事項があり、これについてはわれわれがトゥアのオーディションをしようとしていると考えるドルフィンズに近い情報元の話、と呼ぼう。私はただ、自分の考えを伝えるつもりだ。われわれは彼を信じたからこそ、トゥアをここに連れてきた。それはドラフトで指名したほかのすべての選手と同じだ。われわれは選手の育成を信じ、選手たちが日々進歩していると信じている」と述べたと『ESPN』のキャメロン・ウルフが伝えている。
「それは誰かに10試合にわたるオーディションをするというのとは反対の考え方だろう。それが私の考えだ。誰もがはっきりしただろう」
ドルフィンズがヒューストン・テキサンズの1巡目指名権(現時点で全体6位)を有していることから、別のQBを指名するのに十分な位置につける可能性がこれまでに報じられてきた。アリゾナ・カーディナルスがジョシュ・ローゼンからすぐにカイラー・マレーへ動いたように、ドルフィンズがタゴヴァイロアの大幅アップグレードとして2021年の候補生を見る可能性はある。
ドルフィンズはまず、ある程度の期間でルーキーQBがNFLのディフェンスに対してどれだけやれるかを見る必要があるだろう。
フローレスHCはタゴヴァイロアがドルフィンズの未来のQBであるとの考え方を強調し、ラインアップに加えたのは10試合のベータテストのためではないと述べている。
「この10試合がどうなるかについて不安を抱いていない。私がここにきてから、選手の成長や日々の進歩を私が語るのは誰も聞いたことがあるはずだ。ドルフィンズに近い人物とやらが、どうやったら10試合のオーディションだなどと言うことになるのか、私には分からない。どこの誰やら、さっぱり分からない」
タゴヴァイロアはキャリア初先発でパス22回中12回成功、93ヤード、タッチダウン1回を記録している。ロサンゼルス・ラムズ戦ではチームの奮闘によって28対17の勝利を収めており、タゴヴァイロアに求められたものはあまり多くなかった。次のアリゾナ・カーディナルとの試合では、自らの手で成すべきことが増えるはずだ。
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