プレー可能ならばダルトンが先発QBだとカウボーイズ副社長ジョーンズ
2020年11月10日(火) 11:32クオーターバック(QB)ギャレット・ギルバートが現地8日(日)にそのパフォーマンスで少なからぬ人々を驚かせたとは言え、アンディ・ダルトンがいる限りダラス・カウボーイズのQBが変わることはない。
『105.3 The Fan(105.3ザ・ファン)』に出演したカウボーイズの副社長であるスティーブン・ジョーンズは月曜日、ギルバートは“ボールをよく動かし”、“素晴らしいパフォーマンス”だったと評した。ギルバートはパス38回中21回に成功し、243ヤード、タッチダウン1回を記録。しかし、終盤のインターセプトによってカウボーイズがリードを取り戻すチャンスが失われている。最終ポセッションの最後のアテンプトもインコンプリートに終わり、スティーラーズが逆転勝利を収めた。
この日、カウボーイズは今季3勝目に近いところまでいったが、すべての状況が平等であるときにギルバートがダルトンから先発の座を奪うような事態には至っていない。
『Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』によれば、ジョーンズはダルトンについて「復帰が可能になれば、彼がわれわれの先発になると全面的に想定している」と話したという。
ダルトンは脳震とうを発症したのに加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性だったために、しばらくの間フィールドから遠ざかっていた。陰性になってリザーブ/COVID-19リストを脱し、アクティブになれば、カウボーイズを率いるのはこのダルトンだ。
一方、ジョーンズはヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーの未来についても明確な返答を返している。
2021年もマッカーシーがチームのコーチなのか聞かれたジョーンズは「間違いなく。疑いの余地はない」と答えた。
近年のカウボーイズが才能ある選手を擁しながらもポストシーズンで活躍できないのを受け、年々厳しくなる山を乗り越えるべくマッカーシーHCが起用されていた。しかし、今季のカウボーイズはさらに後退し、QBダック・プレスコットがシーズン絶望のけがを負うまでに1勝を挙げたのみだ。
現状はかつてスーパーボウルで勝利しているコーチに想定するようなパフォーマンスではないものの、ジョーンズとその父であるカウボーイズオーナーのジェリー・ジョーンズが繰り返し述べてきたように、マッカーシーHCの職は危険にさらされていない。プレーできる状態であれば、2020年のダルトンについても同じことが言えるようだ。
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