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攻撃陣の不振を受けプレーコールの職務を再度検討するベアーズHCナギー

2020年11月10日(火) 12:25


シカゴ・ベアーズのマット・ナギーHC【AP Photo/Wade Payne】

ヘッドコーチ(HC)マット・ナギーが率いるシカゴ・ベアーズが5勝2敗だったときから、既にナギーのプレーコールの仕事については疑問が持たれていた。

ベアーズは開幕から6試合中5試合で相手を24ポイント未満に抑えたディフェンス陣のおかげで好スタートを切っていた。一方で攻撃陣は自らの責務を果たすことができず、見る者に疑念を抱かせている。

以前、ナギーはこういった懸念に肩をすくめ、スタッフと共に“それらをすべて見ている”ものの、“われわれはそういった位置づけだと考えていない”と話していた。それから2連敗を喫した今、ナギーHCはたとえオフェンス陣が不振にあろうと、いつもの調子を崩していない。

今後もベアーズのプレーコールを続けるのか問われたナギーHCは「今それについてすべてを検討している」と答えた。

プレーコールについての再度の検討が変化につながるかどうかは、外からは分からないかもしれない。ナギーHCは月曜日、誰か他の者にプレーコールを任せると決めたとしても、そういった動きについてベアーズが発表することはないと語った。

ベアーズ攻撃陣については、近いうちに体制を変えない限り愚行ともいえる形になっていくだろう。現時点でベアーズ攻撃陣は試合あたりの獲得ヤードで29位、プレーあたりのヤードで31位、ラッシングヤードで32位、パッシングヤードで21位となっている。クオーターバック(QB)ニック・フォールズを糾弾したくなるファンもいるだろうが、チームが抱えているのは体系的な問題だ。

ベアーズが強く必要としていた攻撃陣の火付け役を担っていたフォールズも、今や灯をともし続けることができなくなった。5勝4敗では解雇はありそうになく、また、あってはならない。

ただし、降格はあり得るのと同時に、少なくとも責任をナギーHCからアシスタントコーチに移す道はある。今後の数週間で理由の明かされていない改善があるかどうかが見どころだ。その頃には、ナギーHCがオフェンスを見るのをやめ、自分の役割を果たすことにしたかどうかも分かるだろう。

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