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NFLオーナーらがマイノリティのコーチや幹部を育てたチームに報いる案を承認

2020年11月11日(水) 15:06


フィールドに置かれたフットボール【Aaron M. Sprecher via AP】

NFLのオーナーらがマイノリティのコーチやフロントオフィス幹部を育て、他チームのヘッドコーチ(HC)やジェネラルマネジャー(GM)として輩出したチームに報いる案を承認したと、NFLコミッショナーのロジャー・グッデルが現地10日(火)に発表した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによれば、この案はNFL選手会(NFLPA)の承認待ちだという。

マイノリティのコーチもしくは幹部を、他チームのHCやGM就任で失ったチームには、2年連続で3巡目の補償ドラフト指名権が与えられるとペリセロは伝えた。コーチと幹部の両方が他チームのHCならびにGMとして離脱したチームは、3年連続で3巡目の補償ドラフト指名権を受けとるという。

今回の決議によれば、該当する候補者が“雇用元のチームによって2年以上雇用”された場合にチームは補償ドラフト指名権を得る資格が生じるという。また、チーム間で雇用の中断があってはならない。

NFLのフットボール運営部門副社長であるトロイ・ビンセントはこの案について「われわれが特に黒人のコーチや女性たちの流動性を高めるために尽力していることの集合体」を補完するものだと述べた。

今年初め、NFLはいわゆる“ルーニールール”を強化し、マイノリティの候補者の面談義務を拡大していた。

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