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LTバクティアリとパッカーズが4年110億円の延長契約に合意

2020年11月16日(月) 13:43


グリーンベイ・パッカーズのデービッド・バクティアリ【Alika Jenner via AP】

グリーンベイ・パッカーズは、プロボウル出場経験のあるレフトタックル(LT)をチームにつなぎ止めることにやっと成功した。

LTデービッド・バクティアリが4年の延長に合意し、新たに最大1億550万ドル(約110億2,600万円)が約束されたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは情報筋の話として現地15日(日)に報じている。この契約のサインボーナスは3,000万ドル(約31億3,500万円)となっており、オフェンシブラインマンとしては記録的な金額だ。そして3月に支払われるロースターボーナスとしてさらに3,000万ドル以上を、この先の28カ月にわたって受け取ることになっているとラポポートは加えた。2022年末までの実質的な保証金額は少なくとも6,280万ドル(約65億6,300万円)となる。

ベースサラリーが年間2,300万ドル(約24億円)、場合によっては2,350万ドル(約24億5,600万円)にまでなる可能性があり、バクティアリはNFL史上最も高額な契約を結ぶオフェンシブラインマンとなった。バクティアリはパッカーズで2024年シーズンまでプレーする。

サインするまで粘ったことによりこの契約内容を勝ち取ったバクティアリだが、若い頃に予想していたものではなかったという。

バクティアリは「人の心や情熱、仕事に対する倫理的な価値観を測るのは簡単なことではない」と記者たちに話した。「ティーンエイジャーの俺は決して身体能力に恵まれた方ではなかったけれど、他のものはすべて持っていた。それらの力のおかげで今の俺がある」

バッカーズのジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・ギュートカンストは、高額なボーナスはチームのサラリーキャップに“より柔軟性”を与えると主張した。懸案となっているフリーエージェント(FA)のランニングバック(RB)アーロン・ジョーンズを引き留めるに当たって、重要な進展といえるだろう。

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースのブラインドサイドを守るバクティアリは、直近の4年間の延長契約では最終シーズンまで活躍し、その間にスター選手へと成長した。2016年と昨年にはプロボウルに出場し、2018年にはオールプロのファーストチームにも選ばれている(2017年はハムストリングのけがによりシーズン途中で離脱)。

8年目のラインマンとなるバクティアリは、それ以前の3試合を肋骨の骨折により欠場していたが、日曜日のジャクソンビル・ジャガーズとの接戦を24対20で制したパッカーズの勝利に貢献し、チームは7勝2敗となった。ロジャースはこれらのうれしい出来事はまとめて“親友”のバクティアリと一緒に祝うと話している。

「彼との契約がまとまったのは、長期的には組織の利益になると思う」とロジャースはコメントした。「このリーグで最高のLT、そして将来は殿堂入りを果たすだろう」

【R】