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QBカズンズがついに“MNF”で白星、プレーオフ争いに復活したバイキングス

2020年11月18日(水) 11:51


ミネソタ・バイキングスのカーク・カズンズ【AP Photo/Charles Rex Arbogast】

ミネソタ・バイキングスのクオーターバック(QB)カーク・カズンズがついにマンデーナイトで笑顔を見せた。そこへたどり着くまで、カズンズはこのプライムタイムの試合を10回こなす必要があった。

カズンズは第10週にバイキングスがシカゴ・ベアーズを下した試合でパス36回中25回成功、タッチダウン2回、インターセプト1回をマークした。マンデーナイトフットボール(MNF)で負け続けだったカズンズはその流れを断ち切り、この枠での記録を1勝9敗としている。

「1勝できて最高だし、ここから積み上げていけるよう頑張るさ。できるなら、これをつなげていくことが本当に重要。それがこれからのシーズンでとにかく大事な部分だ」とカズンズは話した。

これはバイキングスにとって3連勝になったのみならず、リーグでも最高のディフェンス陣の一つと相対しての白星だったという点でも素晴らしい勝利だった。ベアーズはNFLのリーディングラッシャーであるダルヴィン・クックをキャリーあたり3.2ヤードに抑えたものの、それでもバイキングスはボールを効果的に動かす方法を見いだし、タッチダウン2回を記録して試合を制している。その大部分はカズンズの功績だ。

3週間にわたって力強いパフォーマンスを見せたカズンズは、第8週以来のパサーレーティングを123としている。また、同じ期間でカズンズはパス成功率70%、タッチダウンとインターセプトの比率は6対1となっていた。

これらの活躍によってバイキングスオフェンス陣の力が解き放たれ、チームは再びプレーオフ進出の有力候補となっている。バイウイークだった第7週以来、バイキングスは3勝0敗で得失点差はプラス26点、相手側と自チーム側のターンオーバー差でプラス4回をマーク。守備面でも向上しており、バイウイーク後の試合平均失点は18.3ポイント、テイクアウェイは試合平均2回となっている。

「俺にとってはとにかくうまくプレーし、自分の役割を果たすということに尽きる。QBとしてコントロールできることはそう多くないということが分かる程度には、俺もプレーしてきた。ボールが手中にあっても、コントロールできないことはたくさんある」

「だから、ただ自分のベストを尽くし、自分の最高のプレーをする。俺のフォーカスはいつもそこにある」

バイキングスのヘッドコーチ(HC)であるマイク・ジマーは「彼はとても速いプレーをしていると思った。彼はとてつもなく正確だった。彼は夜じゅう、ボールを正しい場所に運んでいた」と振り返った。

勝利街道を歩み始めたバイキングスには、再びのポストシーズン進出も見え始めている。今後の予定には負け越している4チーム(ダラス・カウボーイズ、カロライナ・パンサーズ、ジャクソンビル・ジャガーズ、デトロイト・ライオンズ)との試合が含まれており、5勝5敗から立て直す兆候の見えないベアーズとの再戦もある。

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