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2021年プロフットボール殿堂の近代選手セミファイナリスト25名が発表

2020年11月25日(水) 11:38

ペイトン・マニング【2016年9月8日、AP Photo/Jack Dempsey, File】

初めて資格を得た4人の選手たち――クオーターバック(QB)ペイトン・マニング、ワイドレシーバー(WR)カルビン・ジョンソン、セーフティ(S)チャールズ・ウッドソン、ディフェンシブエンド(DE)ジャレッド・アレン――が2021年プロフットボールの殿堂の近代選手セミファイナリスト25名に含まれている。

今年のセミファイナリストには、資格はすでに得ていたものの初めてセミファイナルに選出された4名の選手もいる。それがエリック・アレン、ウィリー・アンダーソン、コーネリアス・ベネット、ロドニー・ハリソンだ。

プロフットボールの殿堂の候補となるには、5シーズン連続で現役を離れている必要がある。

近代部門のセミファイナリストは下記の通りだ。

CBエリック・アレン:フィラデルフィア・イーグルス(1988年から1994年)、ニューオーリンズ・セインツ(1995年から1997年)、オークランド・レイダース(1998年から2001年)、インターセプト54回(タッチダウン8回)、プロボウル選出6度(イーグルスで5回、セインツで1回)

DEジャレッド・アレン:カンザスシティ・チーフス(2004年から2007年)、ミネソタ・バイキングス(2008年から2013年)、シカゴ・ベアーズ(2014年から2015年)、カロライナ・パンサーズ(2015年)、サック136.0回、セーフティ4回(最多タイ)、単独シーズンのサック22.0回(2011年、2位タイ)、単独シーズンのサック数で2度トップになったことのある7人の選手のうちの一人、オールプロファーストチーム選出4度

Tウィリー・アンダーソン:シンシナティ・ベンガルズ(1996年から2007年)、ボルティモア・レイブンズ(2008年)、キャリアでプレーした195試合中184試合で先発、プロボウル選出4度、オールプロファーストチーム選出3度

CB/Sロンド・バーバー:タンパベイ・バッカニアーズ(1997年から2012年)、インターセプト40回以上とサック25回以上を記録したNFL史上唯一の選手、2000年代のNFLオールディケイドチーム、バッカニアーズで第37回スーパーボウル優勝

LBコーネリアス・ベネット:バッファロー・ビルズ(1987年から1995年)、アトランタ・ファルコンズ(1996年から1998年)、インディアナポリス・コルツ(1999年から2000年)、サック71.5回、インターセプト7回(タッチダウン1回)、ファンブルリカバー27回、ビルズでプロボウル選出5度、スーパーボウル出場5度(ビルズで第25回、第26回、第27回、第28回、ファルコンズで第33回)、1990年代のオールディケイドチーム

Tトニー・ボセリ:ジャクソンビル・ジャガーズ(1995年から2001年)、1990年代のオールディケイドチーム、オールプロファーストチーム選出3度

Sリロイ・バトラー:グリーンベイ・パッカーズ(1990年から2001年)、インターセプト38回、3年連続でインターセプト3回以上とサック3回以上を記録したNFL史上唯一の選手、1990年代のオールディケイドチーム、パッカーズで第31回スーパーボウル優勝

Gアラン・ファニカ:ピッツバーグ・スティーラーズ(1998年から2008年)、ニューヨーク・ジェッツ(2008年から2009年)、アリゾナ・カーディナルス(2010年)、2000年代のオールディケイドチーム、オールプロファーストチーム選出6度、スティーラーズで第40回スーパーボウル優勝

Sロドニー・ハリソン:サンディエゴ・チャージャーズ(1994年から2002年)、ニューイングランド・ペイトリオッツ(2003年から2008年)、インターセプト34回、サック30.5回、30/30クラブの2選手のうちの1人(サック30回以上とインターセプト30回以上を両方記録、もう1人はレイ・ルイス)、スーパーボウル出場4度、ペイトリオッツで第38回と第39回スーパーボウル優勝

WRトリー・ホルト:セントルイス・ラムズ(1999年から2008年)、ジャクソンビル・ジャガーズ(2009年)、1万3,382レシービングヤード、キャッチ920回、2000年と2003年にNFLのレシービングヤードトップ、単独シーズン1,600レシービングヤード以上を複数回達成した5名のうちの1人、2000年代のオールディケイドチーム、ラムズで第34回スーパーボウル優勝

WRカルビン・ジョンソン:デトロイト・ライオンズ(2007年から2015年)、2012年に1,964レシービングヤード(歴代最多)、キャリアを通じた試合平均レシービングヤード86.1(歴代2位)、2010年代のオールディケイドチーム、オールプロファーストチーム選出3度

Sジョン・リンチ:タンパベイ・バッカニアーズ(1993年から2003年)、デンバー・ブロンコス(2004年から2007年)、インターセプト26回、フォースドファンブル16回、オールプロファーストチーム選出2度、バッカニアーズで第37回スーパーボウル優勝

QBペイトン・マニング:インディアナポリス・コルツ(1998年から2011年)、デンバー・ブロンコス(2012年から2015年)、プレーオフを含む200勝(歴代2位)、タッチダウンパス539回(歴代3位)、7万1,940パスヤード(歴代3位)、単独シーズンに5,477パスヤード(2013年、歴代最多)、単独シーズンにタッチダウンパス55回(2013年、歴代最多)、プロボウル選出14度(歴代最多タイ)、オールプロファーストチーム選出7度、コルツで第41回スーパーボウル優勝、ブロンコスで第50回スーパーボウル優勝(複数のチームでスーパーボウルを制した唯一のQB)

LBクレイ・マシューズ:クリーブランド・ブラウンズ(1978年から1993年)、アトランタ・ファルコンズ(1994年から1996年)、278試合出場、ブラウンズのサックリーダー(62.0回)、ブラウンズでの出場試合数歴代2位(232試合)

LBサム・ミルズ:ニューオーリンズ・セインツ(1986年から1994年)、カロライナ・パンサーズ(1995年から1997年)、サック20.5回、インターセプト11回、1996年にオールプロファーストチーム選出

DE/DTリチャード・シーモア:ニューイングランド・ペイトリオッツ(2001年から2008年)、オークランド・レイダース(2009年から2012年)、2000年代のオールディケイドチーム、ペイトリオッツでスーパーボウル制覇3度(第36回、第37回、第39回)

ST/WRスティーブ・タスカー:ヒューストン・オイラーズ(1985年から1986年)、バッファロー・ビルズ(1986年から1997年)、プロボウル選出7度、2,159オールパーパスヤード

RBフレッド・テイラー:ジャクソンビル・ジャガーズ(1998年から2008年)、ニューイングランド・ペイトリオッツ(2009年から2010年)、1万1,695ラッシングヤード(歴代17位)、1,100ラッシングヤード超えを7度達成(歴代6位タイ)、2007年の試合平均ラッシングヤードトップ(107.6)

LBザック・トーマス:マイアミ・ドルフィンズ(1996年から2007年)、ダラス・カウボーイズ(2008年)、インターセプト17回、サック20.3回、インターセプトリターンタッチダウン4回、184試合出場、2000年代のオールディケイドチーム

WRハインズ・ウォード:ピッツバーグ・スティーラーズ(1998年から2011年)、キャッチ1,000回、1万2,083レシービングヤード、レシービングタッチダウン85回、キャッチ回数とレシービングヤードならびにレシービングタッチダウン回数でスティーラーズ歴代1位、スティーラーズでスーパーボウル優勝2回(第40回、第43回)

WRレジー・ウェイン:インディアナポリス・コルツ(2001年から2014年)、キャッチ1,070回(歴代10位)、1万4,345レシービングヤード(歴代10位)、2007年のレシービングヤードトップ(1,510ヤード)、単独チームで記録したレシービングヤードでNFL歴代5位、7年連続1,000レシービングヤード超え(歴代6位タイの期間)、コルツで第41回スーパーボウル優勝

LBパトリック・ウィリス:サンフランシスコ・49ers(2007年から2014年)、2007年APディフェンス部門新人賞、2007年と2009年のタックル数トップ(174回と152回)、タックル950回、サック20.5回、タックルフォーロス52回、インターセプト8回、112戦出場(すべて先発)

CB/Sチャールズ・ウッドソン:オークランド・レイダース(1998年から2005年、2013年から2015年)、グリーンベイ・パッカーズ(2006年から2012年)、ディフェンシブタッチダウン13回(歴代トップ)、インターセプトリターンタッチダウン11回(歴代2位タイ)、2チームでインターセプト25回以上を記録したNFL史上3人の選手のうちの1人、2009年NFL守備選手賞、オールプロファーストチーム選出3度、2000年代のオールディケイドチーム、パッカーズで第45回スーパーボウル優勝

Sダレン・ウッドソン:ダラス・カウボーイズ(1992年から2003年)、インターセプト23回、カウボーイズでスーパーボウル優勝3回(第27回、第28回、第30回)

DTブライアント・ヤング:サンフランシスコ・49ers(1994年から2007年)、サック89.5回(49ersで歴代1位)、208試合出場、1999年カムバック選手賞、1990年代のオールディケイドチーム、49ersで第29回スーパーボウル優勝

第55回スーパーボウルの前日に開催される “セレクション・サタデー”の場で、18名のファイナリストが48名のメンバーから成るプロフットボールの殿堂選出委員会に提示される。ファイナリストには近代選手15名と、先日指名されたドリュー・ピアソン(シニアファイナリスト)、ビル・ナン(貢献者ファイナリスト)、トム・フローレス(コーチファイナリスト)が含まれる。

どの期にも人数の決まりがあるわけではないが、選定プロセスの細則では4名から8名の新メンバーを選出するとされている。2021年のメンバーは現地2月6日(土)に発表される予定だ。

2021年の選出メンバーはオハイオ州カントンで2021年8月8日(日)に正式に殿堂入りを果たす。この週にはスケジュール調整があったピッツバーグ・スティーラーズ対ダラス・カウボーイズのホール・オブ・フェイムゲーム(8月5日)、ゴールドジャケットディナー(8月6日)、2020年センテニアル(百年祭)クラスの殿堂入り(8月7日)のイベントが実施される。

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