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2021年もQBスミスにいてほしいと願うワシントン

2020年11月26日(木) 23:33

ワシントン・フットボール・チームのアレックス・スミス【AP Photo/Al Drago】

アレックス・スミスのカムバックは、たとえフィールドに戻ってこられなかったとしても十分に印象的なものだった。彼は腓骨(ひこつ)と脛骨(けいこつ)を折った上、感染症により17回もの手術を受けて、一時は歩くこともままならないほどだった。

日常生活に戻れただけでも奇跡的だった。

現地26日(木)のダラス・カウボーイズ戦でワシントン・フットボール・チームの先発クオーターバック(QB)を務める36歳のスミスに、チームはその先を求めている。

ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラと彼のスタッフは2021年もスミスに戻ってきてほしいと願っているという。それは単に、QBルームでのリーダーシップを認められただけでなく、単純に彼のプレーが評価されたということだ。スミスは公的にも私的にも、2021年にプレーしたいかどうかを明らかにしていないが、契約は2022年まである。

来シーズンは1,900万ドル(約19億8,000万円)を獲得することになっていて、ドウェイン・ハスキンズにしろ、カイル・アレンにしろ、トレードやドラフトで誰かを獲得するにしろ、次のフランチャイズQBを探し続けるワシントンにとってはそれまでのつなぎとして非常にお手頃な金額だ。

過去2試合でスミスは80回のアテンプトで55回をコンプリート、556ヤードを獲得して、タッチダウン1回とインターセプト1回を記録している。第10週のデトロイト・ライオンズ戦は最後まで粘っての惜敗であり、第11週はクルーズコントロールのような安定感でシンシナティ・ベンガルズに完勝した。

11月中旬のパフォーマンスはリベラに“彼は選手として復活した”と断言させたほどだ。チームはこの形を続けたいと願っている。

ワシントンのQBルームにはスミスとハスキンズがいるが、ハスキンズは次のオフシーズン中にフレッシュなスタートに向かうかもしれない。アレンは現在故障者リストにいるが、完全回復できる見通しだ。

チームは人格者であるスミスに未来の司令塔の指導者的役割を期待しつつ、同時に先発としての彼の実力にも信頼を置いている。

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