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レイブンズ、QBジャクソン陽性を受けグリフィン三世が先発か

2020年11月27日(金) 12:59

ボルティモア・レイブンズのロバート・グリフィン三世【AP Photo/Darron Cummings】

ボルティモア・レイブンズの内部で起こっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の問題がチームに新たな対応を迫っている。

現地26日(木)に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に伝えたところによれば、検査で陽性だったスタークオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは感謝祭ゲームから日曜日に移動したピッツバーグ・スティーラーズ戦でプレーせず、ロバート・グリフィン三世が代役に立つ見込みだという。

グリフィン三世が最後に先発したのは昨シーズンの第17週に行われたスティーラーズとの試合であり、このときには成功を収めている。

MVPであるフランチャイズQBが陽性だったとの一報は、陽性もしくは濃厚接触者となる選手やスタッフが増えつつあるレイブンズに大きな衝撃を与えた。

今週初め、ノーズタックル(NT)ブランドン・ウイリアムスに加えてランニングバック(RB)マーク・イングラムとJ.K.ドビンズがリザーブ/COVID-19リストに置かれている。それから数日でディフェンシブエンド(DE)カライス・キャンベルを含む選手6名が同じリストに加えられ、スタッフ数名にも影響が出たことから、高い期待のもたれていたスティーラーズとのサンクスギビングデーの試合は日曜日に延期された。

NFLネットワークのトム・ペリセロは木曜日に、リーグは状況を見守っているものの、現時点では日程調整されたシーズン第12週の試合にそれ以上の変更はないと伝えている。ペリセロはまた、先週にQBトレース・マクソーリーがリザーブ/COVID-19リスト入りしており、センター下に入るオプションとしてはグリフィン三世と練習生の新人タイラー・ハントリーしかいないと指摘した。

攻撃コーディネーター(OC)グレッグ・ローマンにとって、チームが苦しい状況になっている中で、スターQBなしで無敗のスティーラーズと戦うのは難しい仕事になる。スタイルとしては近いものを持っているグリフィン三世だが、爆発力や可動性、ダイナミックなプレーメーキング能力といった部分でジャクソンに代わるものはない。

これまで、レイブンズは10名の選手(先発は8名)がリザーブ/COVID-19リストに名を連ねてきた。その内訳はジャクソン、イングラム、ドビンズ、ウイリアムス、キャンベル、マクソーリー、DEジハド・ウォード、アウトサイドラインバッカー(OLB)パーネル・マクフィー、オフェンシブラインマン(OL)マット・スクーラとパトリック・メカリだ。チームはまた、最近のCOVID-19の問題に関連して、スタッフ1名がその行動に対する懲罰を科されたことを明かしている。

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