ベンガルズとドルフィンズの乱闘に対する出場停止処分はなしの見込み
2020年12月08日(火) 13:55シンシナティ・ベンガルズのワイドレシーバー(WR)マイク・トーマスが相手パントリターナーのジャキーム・グラントに連続して悪質なプレーを行ったことで、19対7でマイアミ・ドルフィンズがベンガルズを制した試合ではベンチが空っぽになる乱闘が起こった。何人かがこれで退場させられている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地7日(月)に状況を知る人物の話にもとづいて報じたところによれば、退場させられたメンバーを含め、乱闘に加わった面々には罰金の可能性について調査が行われるものの、出場停止になることはないという。
ドルフィンズのWRデバンテ・パーカーとマック・ホリンズ、ベンガルズのセーフティ(S)ショーン・ウイリアムスが退場させられた。トーマスはペナルティを科されたものの、退場処分は言い渡されていない。
トーマスからグラントへの2度目の不当なヒットを受け、ドルフィンズのベンチからは全員が立ちあがり、フィールドの反対側へと向かった。ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・フローレスもフィールドへ向かい、向かい側のサイドラインへと叫んでいる。
自分の選手たちを援護したことについて試合後に謝罪はしなかったフローレスHCだが、より平静さを保つ必要があることは認めた。
チームによれば、フローレスHCは「自分たちの平静さを保つために、もっと良い仕事をしなければならない。それは私から始まることだ。自分が冷静であるために、もっと努力しなければならない」と語ったという。
「しかし、私はうちの選手を支持するつもりだ。彼らはペナルティを科されることなく、チームを傷つけることなくお互いを支持しようとしているが、チームとして冷静さを保つために、われわれはもっと良い仕事をしなければならない」
結局、NFLは各人の財布にいかほどのダメージを与えるか決定するだろうが、今回の一件で役者が舞台から降ろされることはなさそうだ。
【A】