ニュース

レイブンズWRブライアント、試合直前の陽性判明でカウボーイズ戦から除外

2020年12月09日(水) 12:18

ボルティモア・レイブンズのデズ・ブライアント【AP Photo/Nick Wass】

現地8日(火)の夜に組まれたダラス・カウボーイズとの試合まで1時間を切った段階で、ボルティモア・レイブンズのワイドレシーバー(WR)デズ・ブライアントが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性だったことを『Twitter(ツイッター)』で明かした。

その後すぐ、レイブンズは「WRデズ・ブライアントは病気のため、今夜の試合から除外された」と発表している。

最初のツイートに続き、ブライアントは「ああ、俺は先に進む。これでシーズンは終わりだ・・・。対処できない」とつづっていたが、さらにツイートを続ける中でその心境は「俺は戻ってくる・・・俺はスマートさ」と変わったようだ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによれば、他のレイブンズの選手たちは陰性であり、ハイリスクな濃厚接触も確認されなかった。試合は予定通り開始されている。

PCR検査は毎日実施されており、火曜日の夜に返ってきた同日朝のブライアントの検査結果は確定的ではなかった。この検査は差し戻されたものの、再び不確定の状態で戻ってきたため、ブライアントがフィールドを離れてポイント・オブ・ケア検査を受けたところ、陽性だと判明している。

他のNFLチームとは異なって、レイブンズの検査を担当している研究所は非常に近い場所にあり、その日のうちに検査結果を受け取ることができるとペリセロは伝えている。そのため、キックオフが東部時間20時05分となっていた試合の前に、ブライアントがスタジアムにいる状態で再検査が行われ、最終的にブライアントは試合から外れることになった。

この試合は当初、シーズン第13週最初のゲームとして先週木曜日に実施される予定だった。しかしながら、レイブンズで新型コロナウイルス感染症のアウトブレイクが発生したのを受けて第12週の試合が複数回の延期を経たのに伴い、火曜日に日程変更されていた。

今季の半ばでレイブンズと契約を結ぶまで、ブライアントは2017年以来NFLでプレーしていなかった。3試合出場でスナップ69回、キャッチ4回という控えめな成績にとどまっていたところに、古巣との対戦直前での衝撃的な報せを受け、シーズン終了をほのめかすツイートにつながってしまったのかもしれない。

「感情的な数時間だったことは想像に難くない」とペリセロはツイートしている。

【A】