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バイウイークにゴルフを予定していたバッカニアーズQBブレイディとHCエリアンス

2020年12月14日(月) 16:08


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディとブルース・エリアンス【AP Photo/Chris O'Meara】

2連敗を喫したタンパベイ・バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスとクオーターバック(QB)のトム・ブレイディは、バイウイークとなる第13週を利用して待ち望んでいた息抜きをしようと考えていた。それもゴルフで。

仲はいいのか、ブレイディはエリアンスHCの非難をどう受け止めているかなど、何かと取りざたされている2人の関係だが、少なくとも数日を共にするくらいには互いに好意を抱いているようだ。2人はタンパにあるフロリダ州随一のオールド・メモリアル・ゴルフ・クラブで2、3ラウンドを回りながら仲を深める予定だったと言う。

だが情報筋が伝えたところによると、そこへリーグが介入して予定を中止させたとのことだ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のプロトコルでは施設外で集まることは禁止されている。ゴルフはキャンセルされ、代わりに自己分析をすることになった。

ブレイディはバイウイークの間に自身のビデオで成功したプレーだけでなく11回の被インターセプトも振り返り、エリアンスHCのオフェンスをより理解しようと注意深く観察した。エリアンスHCとブレイディがそれぞれの戦略を融合させているという議論が飛び交う中、彼らと対戦した相手チームの守備コーチたちは、これまでと変わらずエリアンスHC主導のオフェンスだと話す。そしてブレイディはまだそれを学んでいる最中だと。

戦略の面では今季を通してブレイディはうまくはまっているとエリアンスHCは信じている。

とはいえ、これまでにミスコミュニケーションがあったことは言うまでもない。ブレイディはカンザスシティ・チーフスとの対戦で2回インターセプトされており、そのうちの1回はレシーバーがカバレッジに騙されたことによって起きている。エリアンスHCをはじめとするコーチ陣はブレイディの学習期間が終わっていることを願うばかりだろう。

パンデミックになっていなければ、それはきっとゴルフをしながら語るはずだった数多くの話題の1つに違いない。

【R】