次戦もQBハーツを先発起用すると明かしたイーグルスHCペダーソン
2020年12月15日(火) 07:07フィラデルフィア・イーグルスのヘッドコーチ(HC)を務めるダグ・ペダーソンはシーズン第15週に対戦するアリゾナ・カーディナルスとの試合にクオーターバック(QB)ジェイレン・ハーツを先発させると明かした。
シーズン第14週のサンデーゲームでニューオーリンズ・セインツを打ち負かした翌日、現地14日(月)にペダーソンHCはハーツが先発予定であることを公表。
「映像を振り返り、先週の様子や準備に関するもの、すべてを含めて見直した上で、今週もジェイレンをスターターとして継続するつもりだ」と話したペダーソンHC。
ハーツはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のトップチームであるセインツを相手に、パス30回中17回を通して167ヤード、1回のタッチダウンをマークし、チームを24対21で勝利に導いた。ハーツはランでも18回のキャリーで106ヤードを稼いでいる。パスと機動力の両方を兼ね備えたデュアルスレッドな能力はカーソン・ウェンツに代わって務めた初先発の試合で違いを生み出したと言えよう。
『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、ハーツは少なくとも1950年以降、初先発した試合でタッチダウンパスを通し、100ヤード以上を走った初めてのクオーターバックだという。
それ以上に重要なのはハーツが今季のウェンツの悩みのタネになっている早期のサックを浴びることもなく、恐ろしいインターセプトを食らうこともなく、オフェンスの流れを止めなかったことだ。ルーキーQBのハーツは試合終盤にファンブルを喫しているが、これが唯一の欠点だった。
ペダーソンHCはハーツの先発起用を続ける一番の理由として、全体的なチームプレーを挙げている。
「私はいろいろなことを考えていた。正直に言えば、カーソンのことを考えていたのだが、残りのチームのことも考え、試合の中でチームがどうプレーしたかを考えた。今日、もう一度、試合の映像を見て、ジェイレンはうまくプレーしていた。オフェンスの成功の大部分は彼であり、明らかに勝利を支えていたとは思う。ただ、フットボールの両面において他にも優れた個人パフォーマンスを発揮した選手が多くいる。マイルズ・サンダース、ジョシュ・スウェット、ジャボン・ハーグレイブ、フレッチャー・コックスらが活躍していた。ディフェンスでは2回のターンオーバーもある」
「ゆえに、今回の試合からは多くのポジティブな面を見いだしており、これらすべてが1人の選手のおかげだと言うつもりはない。皆さんは私のことをよくご存知だと思うし、私の答えも分かってもらえるはずだ。私は常にチームのことを考えている。昨日の試合はチームの勝利だと思っている」
【C】