49ers、QBガロポロの今季中の復帰は見込み薄もTEキトルは可能性あり
2020年12月21日(月) 03:54サンフランシスコ・49ersのプレーオフ進出の希望は薄れているものの、まだ完全に終わったわけではない。ただ、現地20日(日)に対戦するダラス・カウボーイズ戦には、2人の主力選手――クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロとタイトエンド(TE)ジョージ・キトル――不在で挑み、争いを生き残らなければならない。
問題は今シーズン中にその2人、ガロポロとキトルが復帰できるかどうかだ。
11月5日にハイアンクルの捻挫により故障者リスト入りしたガロポロはまだ練習に参加できておらず、情報筋によれば来週のアリゾナ・カーディナルス戦もプレーしない予定だという。実際、ガロポロが今シーズン中に再びプレーする可能性は低いと考えられている。
誰にもガロポロの2020年内復帰を完全に否定できないとはいえ、もし癒え切らない足首のままフィールドに立ってプレーすれば悪化のリスクがある。シーズン最終週となる第17週までプレーオフ進出の希望が残っているとすれば、ガロポロがスクランブル出場する可能性はあるだろう。さもなければ、復帰は想像が難しい。出場の大義名分がなければ、ガロポロの健康を保つことが誰にとっても利益になるはずだ。
一方、今週に練習復帰したキトルに関してはもう少し状況が複雑そうだ。医師団から練習復帰のゴーサインを得て、スカウトチームとプレーすることでいくらかサビを落としており、出場に向けて準備を整えているように見える。
ガロポロのケガはリスクを考慮すべきだが、足の骨を骨折して復帰を目指すキトルのリスクは低い。とはいえ、必ずしもフィールドに立つべきというわけではない。
情報筋はシンプルに「判断にはいろいろなことを考慮しなければならない」と話す。言い換えれば、出場する意味がなければ、キトルをフィールドに送り出して2021年シーズン序盤に完全な健康状態を確保できないリスクを高めることが吉かどうか、それが焦点となるだろう。キトルが復帰したがっていることはチームも承知だ。しかしながら、当然、復帰に伴うリスクは考慮しなければならない。
2020年シーズンは残り2週間。49ersの主力2選手がフィールドで活躍する姿は来年まで見られないかもしれない。
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