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ペイトリオッツの基準を満たせなかったとQBニュートン

2020年12月22日(火) 15:25

ニューイングランド・ペイトリオッツのキャム・ニュートン【AP Photo/Charles Krupa】

クオーターバック(QB)キャム・ニュートンは引退しない。そして、たとえニューイングランド・ペイトリオッツがプレーオフに駒を進める望みがもう消えてしまったとしても、ニュートンはチームメイトを裏切ったりはしていない。

ニュートンは現地21日(月)に『Instagram(インスタグラム)』でペイトリオッツファンに語りかけている。

「ペイトリオッツネーションの皆、最初に、今年は一つの理由に限らず、受け入れられない1年だったって言っておきたい!! 基準というものがあるし、それは常にあったけれど、残念ながら俺たちは(俺が)その基準を常に満たしていたわけじゃなく、十分に安定して満たしていたわけでもない!! と言っても答え(たち)はロッカールームにあるし、この一団について俺に一つ分かっているのは、ロッカールームは俺を含めてソリューションの一部になりたいと思っているヤツでいっぱいだってことさ!!」

「すべてを考えるとこうなる。“誰かを指さす”とか、“いいわけする”とかいったことはなく、それよりも、皆に(俺に)課されていた自分の仕事をやり遂げるという責任の話!! 俺が挑戦を受け入れると言うとき、それは自分自身と他の人のために言っているんだと俺は思う!!」

ニュートンはペイトリオッツに“分かっていないヤツがいる”とコメントしたことでちょっとした混乱を巻き起こしていたが、この発言については“聞く感じほどネガティブなものではない”と『WEEI』で説明している。

「俺たちはニューイングランド・ペイトリオッツの選手であることのプレッシャーに慣れていないたくさんの人間に頼っている。正直なところ、俺自身が率直になって言えば、俺もそういう選手の一人だ」とニュートンは語った。

2020年はペイトリオッツ流とは程遠いシーズンとなった。ニュートンも特に優れた力を発揮できたわけではなく、パス成功率は65.9%で2,381ヤードをマークする一方、タッチダウン対インターセプト比は5対10となっている。122回のアテンプトで489ヤードを獲得し、タッチダウン11回をマークしたラッシングの記録がいくらかを埋め合わせているものの、ペイトリオッツ攻撃陣は仕事を完了するだけの一貫性を持たなかった。

「こんなふうには去れない」と言うニュートンは、チャンスが与えられる限りまだ証明できる力があると話した。

「俺が最初からそれを託していた人たちに委ねるつもり。正直に話せば、俺は今も仕事の面接中さ」とニュートンはコメントしている。

月曜日の午前はチームメイトたちとの関係を深める上でのパンデミックの影響を嘆いていたものの、午後には逆境の中で戦い抜くことを誓ったニュートン。残り2試合でペイトリオッツの今季の希望が復活するわけではないが、2021年のニュートンの運命には何かいい影響があるかもしれない。

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