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練習欠席の批判に「俺の試合を見に来い」とカーディナルスWRホプキンス

2020年12月25日(金) 09:58

アリゾナ・カーディナルスのディアンドレ・ホプキンス【AP Photo/Rick Scuteri】

アリゾナ・カーディナルスのワイドレシーバー(WR)ディアンドレ・ホプキンスは内なるアレン・アイバーソン(元バスケットボール選手)を呼び起こし、自らの練習スケジュールに対する地元アリゾナの不満に反論した。

練習への姿勢について問いただされたアイバーソンが“プラクティス”と言う言葉を連呼した有名な記者会見から18年以上が経ち、ホプキンスは練習を欠席した回数についての地元報道陣の批判に対して異論を唱えている。

「ああ、最初にアリゾナに来たときに、俺が練習に参加しないことについてたくさんの否定的な話を聞いたさ。俺はアリゾナのローカルニュースやチャンネルを見ないし、スポーツ番組も見ない。だが、俺の祖父はありとあらゆる番組の熱心なリスナーだ。あんたがたの誰かが俺のことを悪く言えば、俺の祖父が俺に言う。だから、俺はブログとかそういったものを全部見たんだ。あんたがたの一部は誘導するようなことをしているけれど、俺は誰かの名前を出すつもりはない」

「だけど、俺にはフットボールをプレーする理由があり、彼らがそれを見る理由がある。そして、人がそれぞれの位置にいるのも、理由あってのことだ。だからこそ、俺は本当に聞かなかった。耳を貸さない。俺は祖父の話を聞く。彼は“アリゾナではお前が練習しないことが話題になっていて、スポーツ関係の人間がみんな批判しているぞ”と言うんだ。だが、俺の祖父は俺がどんな人間か知っている。それに、俺がフットボールフィールドでどれだけ結果を出せる人間かも知っている。そして、俺が何を経験しているかも知っているんだ。俺にいろいろ言ってくるやつは俺が何を経験しているかも、何に対峙しているかも知らないし、俺は自分のニュースとか、自分に何が起こっているかをこの先も公表する気はない」

『ESPN』の番記者によれば、ホプキンスは今季の練習を41回中18回欠席しているという。カーディナルスの故障報告では、そのうち13回は水曜日の練習で、10回はベテランのための休日だった。

ホプキンスのようなベテランのスターが休みを設けるのはよくあることだ。そこに何かを読み取ろうとするのは、愚か者のすることだろう。

ホプキンスはレシービングヤードでNFLをリードし(1,324ヤード)、キャッチ回数では2位につけている(103回)。このままでいけば、トレードされてから初めてのシーズンにレシービングヤードでNFLをリードした1970年以来初めての選手になる可能性がある。

プロボウラーであるホプキンスは第15週にシーズンハイの169レシービングヤードを記録。また、過去2試合のそれぞれでキャッチ9回、135ヤード以上をマークしている。日曜日に苦戦するサンフランシスコ・49ers守備陣と対峙する際には、ロイ・グリーン(1984年)やウッドリー・ルイス(1958年)と並んで、アリゾナ・カーディナルスの選手として1950年以来で3試合以上連続して130レシービングヤードを越えた数少ない選手の一人になる可能性がある。

アイバーソンと同じように、ホプキンスは自分がパフォーマンスを発揮するために繰り返し練習は必要ないことを理解してもらいたがっている。

「俺が練習しないと言っているやつは、俺の試合を見に来い」とホプキンスは話した。

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