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足を負傷したカーディナルスQBマレーに次戦も望みをかけるとキングスベリーHC

2020年12月29日(火) 09:58

アリゾナ・カーディナルスのカイラー・マレー【AP Photo/Michael Ainsworth】

アリゾナ・カーディナルスもまた、シーズン第17週で勝利を挙げることがプレーオフ進出への絶対条件となっているチームの1つだ。そしてワシントン・フットボール・チームと同じようにクオーターバック(QB)の出場が危ぶまれている。

カーディナルスのQBカイラー・マレーはサンフランシスコ・49ersに敗北した試合の終了間際に足をケガした。ヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーはそのことについて触れたが、次戦に向けての見解は明確に示していない。

現地28日(月)にキングスベリーHCは「今週の彼の調子次第だ」と『ESPN』のジョシュ・ワインファスに話した。「彼がプレーできる状態に戻って、やるべきことをやってくれることに望みをかけている」

もしマレーが次戦に出場し、ロサンゼルス・ラムズ――QBジェフ・ゴフが不在となるかもしれない――を下してカーディナルスに勝利をもたらすことができれば、『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、ドラフトで入団したQBの中でチームをプレーオフへと導くのは1998年のQBジェイク・プラマー以来になるという。マレーは日曜日の試合で50回のパスのうち31回を成功させて247ヤードをマークし、8回のランで75ヤードを稼いだ。一方でタッチダウンはなく、終盤には被インターセプトを喫している。次の試合ではこれ以上のパフォーマンスが期待されるのは必須だ。

カーディナルスの運命はマレーにかかっている。シーズン前半の一時は誰もが認めるMVP候補にふさわしいプレーを見せていたマレーだ。それ以降にMVPの話題が持ち上がることはなくなったが、それでも元全体1巡目指名の彼なしでは、カーディナルスのオフェンス陣にとってはかなりの痛手になることだろう。まだ週のはじめとあってか、キングスベリーHCからは過度に心配している様子はうかがえない。週末が近づくにつれてまた確認する必要がありそうだ。

【R】