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ロッカールームでマスク未着用のダンスに「対処する」とスティーラーズHCトムリン

2020年12月30日(水) 13:57

ピッツバーグ・スティーラーズ【NFL】

ピッツバーグ・スティーラーズは地区優勝を果たしたどのチームもやってきたことをやった。お祝いだ。

しかしながら、問題は祝賀の際にマスクを着用していない選手がいたこと、それがNFLの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のプロトコルに違反する行為であることだ。現地27日(日)にインディアナポリス・コルツを28対24で下したスティーラーズの勝利を祝い、ロッカールームでダンスを披露した選手たちの中心には『TikTok(ティックトック)』のダンサーとしても知られるワイドレシーバー(WR)のジュジュ・スミス・シュスターがいたが、その場でマスクをしていた選手は見当たらなかった。

NFLのプロトコルでは、試合前後およびハーフタイム中のロッカールームはもちろんのこと、フィールド上でも選手はプレーに参加していない間は常時マスクの着用が義務づけられている。祝賀会での行動はこのプロトコルに違反すると考えられる。

火曜日にスティーラーズのヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンはこの問題について言及し、次のように『ESPN』のブルック・プライヤーに話している。

「リーグからは直接何も聞かされていない。だが、われわれは組織として関わったグループにこれから話を聞くつもりだ。ディビジョンチャンピオンになって気持ちが高ぶってしまったのだろう。とはいえ、今は世界的なパンデミックのさなかだ。われわれはそのことを真摯に受け止めている。感情はコントロールしなければならない。パンデミックのプロトコルに従うことの重要性を選手たちに理解せるという意味では、継続しなければならない教育プロセスだ」

「そうはいっても、この教育が時に懲罰的なものになってしまうのも事実だ。この問題については内部で適切に対処し、これからも規律に関連するすべてのことを管理するよう努めていく。勘違いしてもらいたくないのだが、われわれは決してこの世界的なパンデミックを軽んじているわけではない。NFLが策定した禁止事項のガイドラインは真剣に受け止め、それに従うために全力を尽くしている。たとえAFC北地区のチャンピオンになるという感動的な瞬間であっても」

「盛り上がっている中でも、まだまだ学ぶべきことがあるということだ。まだ成長の余地がある。われわれは決して逃げたりはしない。立ち向かっていくのだ」

トムリンHCはよく使う“立ち向かう”というフレーズで問題行動に関する声明を締めくくっている。リーグが科すプロトコル違反に対する罰にスティーラーズが立ち向かわなければならないかは、じきに分かることだろう。

【R】