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オービックの李卓が候補者11名に選出、NFLの2021年IPPプログラム参加を目指す

2020年12月30日(水) 22:42

Xリーグ:オービックシーガルズの李卓【© NFA|X League】

NFLは30日(水)、2021年インターナショナル・プレーヤー・パスウェー・プログラム(International Player Pathway Program/IPPプログラム)の枠を争う9カ国11名の選手を発表し、日本の李卓(り・たく)がランニングバックとしてプログラム参加を目指すことになった。

インターナショナル・プレーヤー・パスウェーは海外――この場合は北米以外の国――の選手にNFLレベルで競争し、スキルを磨き、最終的にはNFLロースターのスポットを確保できるようなチャンスを与えるため、2017年に開始されたプログラムだ。

NFL国際部門最高執行責任者(COO)を務めるダマニ・リーチは「2017年の創設以降、このプログラムはNFLにおける国際的な選手のパイプラインを強化しようとするリーグの継続的な取り組みの一環として進められている。世界規模でNFLの試合を拡大し続ける中、世界中のアスリートたちに、彼らのスキルを披露するチャンスを与えられることを楽しみにしている」とコメントしている。

今回のIPPプログラムを通じて来シーズンの練習生ポジションに選出されることを願い、アーロン・ドンコル(ドイツ)、李卓(日本)、ヨアン・ミアング(フランス)、レオネル・ミーサングヌキーニ(オーストリア)、アデダヨ・オデレイェ(イギリス)、アイオ・オイエロラ(イギリス)、マックス・パーチャー(イタリア)、サミス・レイエス(チリ)、ベルンハルト・セイコビッツ(オーストリア)、ローン・トアイロア(ニュージーランド)、アルフレッド・グティエレス(メキシコ)がまもなくアメリカでトレーニングを開始する。

NFLの8つあるディビジョンのうち、無作為に選ばれた1地区に所属する4チームが2021年のIPPプログラムに選ばれた海外選手を受け入れる。プレシーズンのトレーニングキャンプ終了とともに各選手はアサインされたチームでの外国出身練習生としての資格を得る。これにより、各選手が属するチームはシーズンに向けて1人多くの練習生を擁することができる。

選手 ポジション 出身国 所属
アーロン・ドンコル LB ドイツ アーカンソー州立大学(元)
李卓 RB 日本 オービックシーガルズ
ヨアン・ミアング DL フランス フラッシュ・ドゥ・ラ・クールヌーヴ
レオネル・ミーサングヌキーニ DE オーストリア ダチア・ビエナ・バイキングス
アデダヨ・オデレイェ DE イギリス ラフバラー大学
アイオ・オイエロラ LB イギリス ノッティンガム大学
マックス・パーチャー OL イタリア ヒルデスハイム・インベーダーズ
サミス・レイエス TE チリ テュレーン大学(元)
ベルンハルト・セイコビッツ TE オーストリア ダチア・ビエナ・バイキングス
ローン・トアイロア DL ニュージーランド カリフォルニア大学バークレー校(元)
アルフレッド・グティエレス OL メキシコ モンテレイ工科大学

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