タイタンズRBヘンリーが2,000ラッシングヤード超えを達成
2021年01月04日(月) 10:13NFLの歴史にその名を刻むまであと233ヤードの状態でシーズン第17週を迎えたテネシー・タイタンズのランニングバック(RB)デリック・ヘンリーが、見事にそれを果たしている。
現地3日(日)にヒューストン・テキサンズを蹴散らしたヘンリーは、1シーズンに2,000ヤードを走ったNFL史上8人目の選手となった。
ヘンリーは第4クオーター中に6ヤードのランによって2,000ヤード超えを果たしている。
タイタンズのスターにしてNFLのラッシングキングであるヘンリーは、2012年にエイドリアン・ピーターソンがミネソタ・バイキングスで達成して以来の2,000ヤードラッシャーとなった。ヘンリーはまた、2009年に2,006ラッシングヤードを記録したクリス・ジョンソンと合わせて2人で、タイタンズをチーム史で2人の2,000ヤードラッシャーを擁している初めてにして唯一のクラブにしている。
ヘンリーは5年のキャリアで5回目の200ラッシングヤードを記録し、2,000ヤード超えを果たした3人目のハイズマン賞受賞者となった。
シーズン終了が迫る中、ヘンリーは再びNFLのラッシングチャンピオンとなりそうだ。2年連続でラッシングタイトルを手にしたRBは、2006年と2007年にチャージャーズで達成したラダニアン・トムリンソン以降は現れていない。ヘンリーはすでに事実上ラッシングタイトルを手にしたような形であり、第17週を迎えた段階での1,777ヤードは直近のライバルであるミネソタ・バイキングスのダルヴィン・クックを220ヤード以上引き離している。クックは家族に不幸があったため、第17週の試合を見送っている。
テキサンズがヘンリーに200ヤード以上を許したのは3試合連続となる。『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、スーパーボウル時代に入ってから、対戦相手の選手1人に200ヤード以上を3試合で許したチームはこれまでなかった。
キング・ヘンリーはNFLに新たな歴史を刻み、これからも伝承を紡ぎ続けるだろう。
【A】