ライオンズが空席のGM職にシーホークスGMシュナイダーを狙う
2021年01月04日(月) 12:11デトロイト・ライオンズはレギュラーシーズン中から新しいジェネラルマネジャー(GM)の採用インタビューを進めていた。そしてライオンズの幹部は超大物の獲得に向けても動いていると言う。
情報筋によると、ライオンズは空席となっているGMのポジションにシアトル・シーホークスのGMジョン・シュナイダーを狙っているとのことだ。もし実現したらNFL界に衝撃が走ることは間違いない。
リーグ屈指の人材として、また幹部として尊敬されているシュナイダーは、ヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルと共にシーホークスを2度のスーパーボウルへと導いている。そのうちの1回は優勝を果たし、組織をプレーオフ常連チームへと成長させた。シュナイダーとキャロルHCがペアを組んでからシーホークスは111勝63敗1分という戦績を達成しており、今季は11勝4敗で5度目のNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区優勝を果たしている。
普通の状況であればシュナイダーのような著名なGMをライオンズが引き抜くことは考えられないが、シーホークスで人事権を握っているのはシュナイダーではなくキャロルHCだ。息の合った2人にとってそれが問題となったことはない。しかしながら、NFLの不当圧力を防止するポリシーの下では、シュナイダーに全権を与えるというオファーと引き換えに、ライオンズや他のチームが彼と面談できる可能性がある。恐らく別のチームもシュナイダーにアプローチするだろう。
また、最近にキャロルHCが2025年まで契約を延長したのに対して、シュナイダーの契約はあと1年しか残っていない。
ライオンズは経験豊富なGMを探している一方で、他に候補として挙がっているのはミネソタ・バイキングスの選手人事担当副社長であり、GMのアシスタントも兼任するジョージ・ペイトンだ。GMの経験はないものの、周囲からの評価が高いペイトンは、バイキングスのGMリック・スピールマンと密に仕事をしている。さらに、弟のクリス・スピールマンは先日にライオンズの会長であるシェイラ・フォード・ハンプの特別アシスタントに就任しており、GMの採用プロセスに関わっている。
ライオンズはすでに内部の候補者3名――人事ディレクターのランス・ニューマーク、選手人事担当副社長のカイル・オブライエン、プロスカウトのディレクターであるロブ・ローマン――やベテランの元GMであるスコット・ピオリ、トーマス・ディミトロフ、リック・スミス、『ESPN』のアナリストを務めるルイス・リディックとも面談をしている。
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