多方面から引きのあるヘッドコーチ（HC）候補2人が現地4日（月）に面接を予定している。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートが現地3日（日）に報じたところによれば、カンザスシティ・チーフスの攻撃コーディネーター（OC）であるエリック・ビエネミーがアトランタ・ファルコンズと面談する予定だという。14勝2敗のチーフスは第17週にロサンゼルス・チャージャーズに38対21で敗れた試合でクオーターバック（QB）パトリック・マホームズを含む複数の先発選手を休ませていた。

2018年からOCを務めているビエネミーは、同じ年のMVPであるマホームズが率いる、NFLで最も爆発的な攻撃陣の陰で糸を引く人物だ。チーフスは過去3年間の得点数でそれぞれ1位、5位、2位につけている。

サンフランシスコ・49ersがシアトル・シーホークスとの最終戦を26対23で落とした後、49ersのHCであるカイル・シャナハンは守備コーディネーター（DC）ロバート・サラーも月曜日にファルコンズと面談すると明かした。

ラポポートが情報筋の話を元に伝えたところによれば、サラーは今週中にデトロイト・ライオンズとのインタビューにも臨むと見られている。ファルコンズの面談はいずれもバーチャルな形で実施されるとのことだ。

「選手たちがコーチとしてロバートをどれほど尊敬し、人としてどれだけ彼のことを好いているかは分かっているので、今日の話も、何も特別ではない。選手たちが毎週、彼のために戦う理由はそこにある」とシャナハンHCは『ESPN』に語った。

「自分が何をしているかを把握し、選手たちとつながりをもって彼らのために力を注ぐコーチがいれば、皆が望むのは適切な指導と配慮であり、サラーはそれを誰よりもうまくやっている。彼が1年を通じてやってきたことに私はとても満足している。われわれが彼を失わないとすればびっくりだ。彼を雇わない人々がいたとして、私には彼らのどこがおかしいのか見当もつかないほどだ」

シャナハンの予想が現実のものとなれば、サラーは49ersを離れることになるだろう。サラーは過去4シーズンにわたって49ersの印象的な再建を率いてきた1人だった。15年で初めて、試合平均得点（19.4）と試合平均被ヤード（281.8）の双方でトップ10につけた2019年の後、今季も圧勝を誇るはずだった49erだが、多くのけがに見舞われたことが彼らの戦いに影響を与えている。

【A】