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ベアーズはHCにマット・ナギーを続投させる見込み

2021年01月04日(月) 13:44

シカゴ・ベアーズのマット・ナギーHC【AP Photo/Wade Payne】

シカゴ・ベアーズはヘッドコーチ(HC)としてマット・ナギーを続投させる見込みだ。

現地3日(日)朝、『NFL GameDay(NFLゲームデー)』に出演した『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは「(ナギーは)続投の見込みだと聞いている。彼はプレーコールへの介入を強めており、シーズンの終盤になってそれが彼を助けていた」と話している。

ベアーズの2020年シーズンは、控えめに言ってもジェットコースター並みに激しい浮き沈みのあるものだった。5勝1敗でスタートを切ったものの、その後ベアーズは6試合を連続で落とし、シーズン中盤には3年目を迎えるナギーHCの職責が急速に問われ始めた。

ベアーズがオフシーズン中にクオーターバック(QB)のニック・フォールズを獲得したことを皮切りに、今年はいくつかの劇的な変化があった。フォールズはシーズン第3週にQBミッチェル・トゥルビスキーに代わって先発を務めたが、ベアーズオフェンスは改善することなく連敗へと突入し、最終的にはナギーHCが攻撃コーディネーター(OC)のビル・レイザーにプレーコールの責務を渡すことになる。

フォールズがケガを負ったことにより第12週のバイウィーク明けには再びトゥルビスキーに先発が任された。トゥルビスキーを中心にベアーズはその後3勝2敗し、爆発的なプレーを見せたオフェンスによって第17週に先立ち3連勝を記録している。最終戦はグリーンベイ・パッカーズに負けたが、ワイルドカードの座をなんとかつかみ取った。

ナギーHCは2018年シーズに向けてベアーズに採用され、NFLのHCとしてデビューした初年度に結果を出すことができた。12勝4敗でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区優勝を手にし、プレーオフでの初戦敗退が玉に瑕(きず)となったが、初シーズンとしては成功と言える。しかしながら翌年は期待とは裏腹に8勝8敗に終わり、2020年に向けてプレシャーはさらに増した。

2020年のレギュラーシーズンを終えてナギーHCはベアーズで通算28勝20敗の戦績を収めている。

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