NFC東地区を制すはワシントン
2021年01月04日(月) 14:24ほとんどのチームよりフィールド外の騒動が多かったワシントン・フットボール・チームだが、その中でもプレーオフへの道筋を見いだすことはできた。
ポストシーズンの最後の1席を手にしたのが、現地3日(日)のサンデーナイトフットボールでフィラデルフィア・イーグルスを20対14で退け、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区を制したワシントンだった。
ヘッドコーチ(HC)ロン・リベラのがんとの戦いやクオーターバック(QB)アレックス・スミスの驚きの復帰などに彩られたこのシーズンに、ワシントン(7勝9敗)は2015年以来のプレーオフ復帰を果たしている。ディビジョンタイトルを手にしたのも2015年が最後だった。
スミスは日曜日の試合後、『NBC』に「ものすごくたくさんのことに感謝している。ロッカールームにいる皆をはじめとしてね」と話した。
「序盤はいくつかのものにぶつかったし、僕らは戦い続けて成長を続け、今ここにいる」
NFC第4シードのワシントンは、第5シードのタンパベイ・バッカニアーズを本拠に迎えて東部時間9日(土)20時15分【日本時間10日(日)10時15分】から試合を行う。
NFC東地区は今季のほとんどで“オチ”的存在であり、『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば2014年のカロライナ・パンサーズ以来となる、そして、これまででたった3つしか存在しない、勝率5割未満のプレーオフチーム(ストライキによって短くなった1982年シーズンを除く)を送り出している。ワシントンは2005年以降でプレーオフ未勝利となっているが、負け越しながらもポストシーズン進出を果たした他の2チームである2014年のパンサーズと2010年のシアトル・シーホークスは、それぞれプレーオフ最初の試合で勝利した。
荒々しく、奇妙で、最終戦までもつれ込んだレギュラーシーズンだった。しかし、NFC東地区の王座はついに決した。そこに坐したのはワシントンだ。
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