2020年にダラス・カウボーイズが学んだものがあるとすれば、それはクオーターバック（QB）ダック・プレスコットの価値だ。

カウボーイズはシーズンのほとんどでフランチャイズQBなしでプレーすることを強いられた。1年のフランチャイズタグでプレーしていたプレスコットは、シーズン中に恐ろしい足首の骨折と脱臼に見舞われている。バックアップQBのアンディー・ダルトンは出場可能なときには素晴らしいパフォーマンスを発揮したものの、ベン・ディヌッチやギャレット・ギルバートがプレーしていたときには、チームの成功にとってどれほどプレスコットの関与が重要かがあらわになっていた。

プレスコットの代理人と新たな話し合いの局面を迎えたジェリー・ジョーンズオーナーは、それを認めている。

『Dallas Morning News（ダラス・モーニング・ニュース）』によれば、ラジオ番組『105.3 The Fan（105.3ザ・ファン）』に出演したジョーンズオーナーは「これ以上の力を得る方法を私は知らない。ダックは言ってみれば絵ハガキのようなものかもしれない。彼がNFLのQBになったことは、完ぺきな絵図に他ならない」と話したという。

『USA Today（USAトゥディ）』はジョーンズオーナーが「彼がずば抜けて特別だと思わなければ、われわれがしたようなオファーを彼にすることはなかっただろう」と語ったと伝えた。

プレスコットのいないカウボーイズは、2020年に試合平均得点で17位、プレー平均獲得ヤードで22位だった。

【A】