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試合日の自分の役割は少ないと隔離中のブラウンズHCステファンスキー

2021年01月07日(木) 09:36


クリーブランド・ブラウンズのケビン・ステファンスキー【AP Photo/David Richard】

ケビン・ステファンスキーはビル・ベリチックが1994年に成し遂げて以来の、クリーブランド・ブラウンズを10勝以上のシーズンとプレーオフへと導いたヘッドコーチ(HC)だ。

印象的なシーズンを送ったものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性だったステファンスキーHCは隔離されるため、チームが現地10日(日)にピッツバーグ・スティーラーズと対戦するのを見届けることができない。

水曜日も報道陣に対応したステファンスキーHCは、試合日における自分の役割を軽視している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のアディティ・キンカブワラによれば、ステファンスキーHCは「選手たちは日曜日に誰がHCであるかはそれほど問題ではないことを理解している。彼らはわれわれがいかにプレーするかを知っている」と述べたという。

ステファンスキーHCは謙虚な姿勢を見せている。それは、この状況でステファンスキーHCに可能な唯一のプレーコールだ。

「チームは私のイメージではない。クリーブランド・ブラウンズなんだ。われわれはアイデンティティを確立している。それは春にもうやったことであり、われわれは皆にどうプレーしていくかを話した。われわれは選手たちが確実にそこにぴったり合うようにしてきた。そして、皆は自分たちがいかにプレーし、どう勝利するかを完全に理解していると私は思う」

ステファンスキーHCはNFLのラッシングで3位、レッドゾーン――昨年にチームが苦戦した場所――からの得点で3位につける堅実なオフェンスを率いてきた。たとえ本人が自分の役割を軽視したとしても、ブラウンズはステファンスキーHCの不在を心細く思うだろう。プレーコールは感覚によって導かれる技だ。チームはステファンスキーHCの傾向に馴染んでおり、ステファンスキーHCは選手たちの鼓動を把握している。プレーオフでそこに変更が生じるのは、一流の先発選手が負傷したようなものだ。

ステファンスキーHCは攻撃コーディネーター(OC)のアレックス・ヴァン・ペルトが日曜日にプレーコールを行うと明かした。

ラインバッカー(LB)B.J.グッドソンもチームのリザーブ/COVID-19リストに置かれたことを発表したブラウンズは、水曜日にバーチャルな活動を続行し、2002年以来のポストシーズンゲームへの準備を進める。

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