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プレーオフに弱いとの見方を払しょくするとレイブンズQBジャクソン

2021年01月07日(木) 10:31

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【NFL】

ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンはキャリア最初の3シーズンにNFLの新人として最も成功に満ちたスタートを切ってきた。しかしながら、プレーオフでの成功は収められていない。

レイブンズはジャクソンを先発とした3年間で30勝7敗を記録している。しかし、過去2年のポストシーズンでは0勝2敗に終わった。

1月の苛烈な競争では勝利できないという印象を、ジャクソンは現地10日(日)に実施されるテネシー・タイタンズとの試合で払しょくするつもりだ。

『Baltimore Sun(ボルティモア・サン)』によれば、ジャクソンは水曜日に「そういう話を消してやろうと思ってるさ。確かに、それが俺の中のナンバー1だ」と話したという。

ジャクソンのプレーオフでのパフォーマンスについての通説は、単にレイブンズが2敗しているというだけの話ではない。いかに敗北したかもその背景にある。ジャクソンは試合平均で3回のギブアウェイを許しているのだ。

ジャクソンのレギュラーシーズン成績:30勝7敗、試合平均(以下同)30.6ポイント、206.0ラッシングヤード、サック1.9回、ギブアウェイ1.0回

ジャクソンのポストシーズン成績:0勝2敗、14.5ポイント、137.5ラッシングヤード、サック5.5回、ギブアウェイ3.0回

プレーオフのサンプル数が極端に少ないことが、ジャクソンのプレーオフでの苦戦ぶりをきわめて大きなものにしている。すぐにポストシーズンで結果を出すことは、傑出したキャリアの必須条件というわけではない。かのペイトン・マニングの殿堂級のキャリアは、ポストシーズン0勝3敗という地点からスタートしているのだ。

レイブンズがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区の王者を倒すにはもっと良いプレーが必要であり、リーグの精鋭のみが残った戦いでは勝てないとする見方を払しょくしなければならないことを、ジャクソンは承知している。

「今は勝つか脱落するかだ。俺は何が何でも勝ちたい。人がどう言おうと構わないさ」とジャクソンは話した。

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