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レイブンズQBジャクソンを「阻止できる」とビルズLBミラノ

2021年01月16日(土) 21:27

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【NFL】

バッファロー・ビルズは1990年代の半ば以来初めてディビジョナルラウンドに進んだ。彼らの状況は決して楽なものではない。

前回ビルズがボルティモア・レイブンズと対戦した際(2019年の第14週)に、彼らはレッドのユニホームを着ていた。2020年シーズンの最後の2カ月で見せた好調ぶりには、それがよく似合っているように思える。今週末のレイブンズとの試合では普段のブルーのユニホームを着ることになっており、試合後にファンをブルーにすることだけは避けたいというのが彼らの願いだ。

『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』は今週の番組の中で、ビルズのディフェンダーの1人とレイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンとのある遭遇を振り返った。ラインバッカー(LB)のマット・ミラノはかつて、2019年の試合でジャクソンにアプローチし、スペースでタックルを仕掛けようとしたが、彼の突出した方向転換能力についていけず、置き去りにされたことがある。そのプレーのあまりの鮮やかさに、番組内ではそのシーンが何度も放映された。

プロアスリートにはままあることだが、ミラノの記憶に昔のことは残っていないようだ。先週のテネシー・タイタンズ戦で136ヤードのパフォーマンスを見せて勝利したことを含め、ここ数週間のジャクソンは暴れ放題だが、ビルズは彼を封じ込めることが可能だとミラノは確信している。

「俺たちは彼を阻止できると大いに自信を持っている」とミラノは現地14日(木)に『NewYorkUpstate.com』に語った。

事実、ビルズは24対17で敗れた昨シーズンのレイブンズ戦でジャクソンを11回のキャリー、40ランヤードに抑えている。しかし、それでもジャクソンは3回のタッチダウンを投げ、102を超えるパサーレートでフィニッシュし、エアで彼らに報復した。

レイブンズを倒し、自分たちの方がホットなことを証明したければ、ビルズはジャクソンを攻略しなければならない。

「やってやるさ」とミラノは言う。「彼はいつでも何でもやってのける。常に彼を警戒することが俺たちにとっての鍵だ。がっつりタックルを決めないとな。他の多くのQBなら、普通に走ってスライドかワンカットだ。でもラマーはすごく切り替えがうまい。俺たちとしてはとにかくプレーを成功させる。それが決め手だ」

大抵の人がクリスマスツリーを飾り始めた12月初めの第12週を最後に黒星のないレイブンズを止めようと思うなら、いくつかプレーを成功させるだけでは足りないだろう。そうしたツリーもすっかり片付けられ、あと10カ月ほどはそのままだ。そして前に進む時が来た。

ビルズにとってそれは、1年前に敗れたチームを倒すということを意味する。

【M】