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ブラウンズは新たなスタンダードを築いたとQBメイフィールド

2021年01月19日(火) 16:26

クリーブランド・ブラウンズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Jeff Roberson】

クリーブランド・ブラウンズはディビジョナルラウンドであと一歩およばず、クオーターバック(QB)チャド・ヘニーが第4ダウン残り1ヤード以下からのファーストダウン獲得に成功して第1シードのカンザスシティ・チーフスに22対17での勝利を届けるのを見守るしかなかった。

ブラウンズの勝ち目は薄いと見られていたこの試合で、QBベイカー・メイフィールドとチームメイトたちは相手QBパトリック・マホームズが脳震とうプロトコルで離脱した後、ハーフタイム時に19対3だった状況から巻き返して第4クオーターでチーフスまで5点差に迫っていた。

チャンピオンシップトロフィーに届かなかった試合がどれもそうであるように――特に終盤にリードを取るチャンスがあった試合であればなおさら――今は痛みを感じているブラウンズだが、長きにわたって低迷した後、今のブラウンズが輝かしい未来のあるチームであることは明らかだ。

チームによれば、メイフィールドは敗戦後に「正直言って、最悪だよ。最悪さ。たくさんの人がこのプロセスにすごく大きな犠牲を払い、この奇妙なシーズンに逆境を乗り越えてきたんだから」と語ったという。

「すごくたくさんの人たち――選手やスタッフの家族も――が力を尽くし、俺たちにこれができるように皆が犠牲を払ってきた。そこにたどり着けなかったのがとにかく残念だ。できると信じていたんだから、最低さ」

「俺たちはそのためにここにいる。でも、ポジティブなところを見つけようと思えば、俺たちはここに新しいスタンダードを作っている。皆がロッカールームでそう言っているし、また戻ってくるメンバーに話し続けている。目標に届かなかったときは最低だけど、その苦さから教訓を知るんだ。今は間違いなくつらい。俺たちの中の皆が自分のすべてを捧げてきた。俺たちはただ、届かなかった」

今季のコーチ・オブ・ザ・イヤーの有力候補であるケビン・ステファンスキーヘッドコーチ(HC)が築いた新たなスタンダードは、数年間にわたってHCが入れ替わった後に、ついにトップに安定性が得られることが何を意味し得るかを示している。

プレーオフを含めて12勝という白星は、ビル・ベリチックがHCを務めていた1994年以来、1シーズンあたりのブラウンズの成績としては最多にあたる。

「今回のことは俺たちに苦みを残し、オフシーズンのさらなるモチベーションにつながっていく。だけど、俺が最初にここに来てから、俺たちは長い道のりを歩いてきた。まだやり遂げていないし、それが一番いい部分だ。次の9月までプレーを待たなくちゃならないのはもちろんつらいけど、しょうがないさ」とメイフィールドは話した。

ブラウンズは大きな飛躍を遂げてプレーオフに進み、1試合を制している。来シーズンに期待はさらに高まるはずだ。

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