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忍耐強く待つテキサンズ、多様性を意識したヘッドコーチ起用を検討

2021年01月25日(月) 05:55

ヒューストン・テキサンズ【NFL】

情報筋によると、ヒューストン・テキサンズは週明け早々にもヘッドコーチ候補者の中から1人以上の追加面談を実施する計画だという。

先週にはデトロイト・ライオンズとインディアナポリス・コルツでヘッドコーチを務めたジム・コールドウェルが2度目のインタビューを受けている。一度目の面談はテキサンズの新ジェネラルマネジャー(GM)となったニック・カセリオが担当だった。

バッファロー・ビルズの守備コーディネーター(DC)レスリー・フレイザーとカンザスシティ・チーフスの攻撃コーディネーター(OC)エリック・ビエネミーも現地24日(日)に行われるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームを終えれば2度目の面談に臨める。ボルティモア・レイブンズのアシスタントヘッドコーチ、デビッド・カリーも候補にとどまっており、コルツのDCマット・エバーフラス、長くNFLのクオーターバックとして活躍したジョシュ・マカウンも同様だ。

人材探しのプロセスに関するすべての精査と、意見を求められなかったことに対して不満をあらわにしたクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンの今後について憶測を生んだものの、テキサンズはニューイングランド・ペイトリオッツを6度のスーパーボウル制覇に導いたニック・カセリオを新ジェネラルマネジャー(GM)に迎えている。カセリオGMがヘッドコーチ探しの主導権を握って以降、テキサンズはさまざまなヘッドコーチ候補者をまとめつつ、忍耐強く待っている状況だ。

バランスの取れたフレイザーもしくはコールドウェルを起用すれば、昨年10月にヘッドコーチ兼GMだったビル・オブライエンが解任されてから始まった激動の4カ月を経て、チームに統率力がもたらされるだろう。

また、NFLの強化された多様性の取り組みに関して数カ月にわたる話し合いが行われたこともあり、テキサンズは今月始めにレバノン系アメリカ人のロバート・サラーを起用したニューヨーク・ジェッツに続き、少数派のヘッドコーチを迎え入れる2番目のチームになろうとしている。

【C】