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トレーニングスタッフとけがの回復に努めたチーフスQBマホームズ

2021年01月25日(月) 15:37

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Jeff Roberson】

AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦を控えた1週間に話題となっていたのが、カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズの不確定な健康状態だった。

しかし、バッファロー・ビルズ対チーフスの試合がハーフタイムに入る頃には、これらの懸念はカンザスシティの空へと消えていた。マホームズはいつも通りキレのあるプレーを披露し、前半だけでパス23回中17回成功、173ヤード、タッチダウン1回を記録して、最終的にはパス38回中29回成功、325ヤード、タッチダウン3回、パサーレーティング127.6という数字を残している。

クリーブランド・ブラウンズを下したディビジョナルラウンドでマホームズが抱えていたつま先の問題はもう存在しないようだった。また、脳震とうプロトコルに入っていた影響も見えなかった。

チーフスのヘッドコーチ(HC)であるアンディ・リードは38対24でビルズ戦を制した後、「トレーナーたちと彼が、つま先について良いプランを立てていたと思う」と振り返った。

「前の試合の後は、驚くような見た目だった。ひどいあざだった。トレーナーたちとパットは1日のうちに、彼が家でもいかに熱心に仕事に取り組むかや、“GameReady(ゲームレディ/アイシングマシン)”の存在もあって、その腫れやあざを取り除くことができた。本当にそのおかげで、彼は少し早く回復することができた」

マホームズはランを控えた(アテンプト5回で5ヤード)ものの、モビリティに制限はなく、そのことは素晴らしい生産性につながるマホームズのプレースタイルにとって大事な要素だ。

「ウオームアップの段階から感触は良かった。リハビリに関して、俺たちはいい仕事をしてきたし、俺自身の準備も整っていた」とマホームズは言う。

「そこで自分らしく感じられたし、俺たちもそこへ行き、ポイントをとって本当に優れたフットボールチームに対して勝つ道筋を見つけられたように感じている」

確かにマホームズらしいプレーだった。マホームズはチームメイトのワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルやタイトエンド(TE)トラビス・ケルシーがそれぞれキャッチで100ヤード超えを果たすのを助け、ケルシーはタッチダウン2回を決めてポストシーズン2試合でトータルの得点を3回としている。

カンザスシティはトレーニングスタッフとQBに感謝すべきだろう。今、チーフスはスーパボウルで再びの勝利を狙う。

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