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チーフスLTフィッシャーがアキレス腱断裂、スーパーボウルは欠場へ

2021年01月26日(火) 08:54

カンザスシティ・チーフスのエリック・フィッシャー【AP Photo/Charlie Riedel】

当初に懸念されたカンザスシティ・チーフスのオフェンシブタックル(OT)エリック・フィッシャーの負傷が改めて確認された。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話を元に報じたところによれば、フィッシャーは現地24日(日)に38対24でバッファロー・ビルズを下した試合でアキレス腱を断裂していたという。

ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは日曜日の夜に悪いニュースになる見込みをほのめかし、“彼のアキレスはあまり良いようには見えない”と話していた。リードHCは月曜日の午後になって今回の報道内容を認めている。

先発レフトタックル(LT)のいない状態でタンパベイ・バッカニアーズとの決戦に臨むのは、フィッシャーにとってもチーフスにとっても大打撃だ。ライトタックル(RT)ミッチェル・シュワーツも背部の負傷でいまだ除外されており、チーフスは両先発Tが不在で第55回スーパーボウルの舞台へ向かうことを視野にいれている。リードHCは月曜日、シュワーツが2週間で戻ってくることを楽観視していないとの考えを示していた。

バッカニアーズのラインバッカー(LB)であるシャキール・バレットやジェイソン・ピエール・ポールのようなタイプの選手がオフェンシブラインマンにいかなるダメージを与えられるかは、彼らがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦で先発LTデービッド・バクティアリのいないクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとグリーンベイ・パッカーズをいかに苦しめたかに見て取れた。フィッシャーの不在はチーフスにとって大きな穴となるだろう。

フィッシャーが試合を離脱した後はマイク・ラマースがRTからLTに移り、アンドリュー・ワイリーがライトガード(RG)からRTに移動した。それに伴い、ベテランのステフェン・ウィスニースキーがRGとしてプレーしている。スーパーボウルでマホームズを守る最良のコンボを見いだすために、チーフスには2週間の時間がある。

アキレス腱断裂に“良いタイミング“などないが、それにしてもフィッシャーにとって二重に良くないタイミングだった。29歳のフィッシャーは2021年に契約年を迎え、8か月後に新シーズンが始まる中、フィールド復帰を懸けて奮闘する必要があるだろう。

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