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腓骨骨折を抱えてプレーオフを戦い抜いたビルズWRビーズリー

2021年01月26日(火) 12:54

バッファロー・ビルズのコール・ビーズリー【AP Photo/Charlie Riedel】

ワイドレシーバー(WR)コール・ビーズリーの2020年のパフォーマンスはその印象をさらに深めている。

バッファロー・ビルズのWRであるビーズリーはスーパーワイルドカードの週末からAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦までの3週間を、腓骨の骨折を抱えたままプレーしていたことを現地25日(月)に明かした。故障者報告で膝の負傷とされていたビーズリーの状況は、実際は腓骨の骨折だったわけだ。

「最初にプレーしたゲームはひどかったけれど、その後はいくらか薬を飲んで、おだててごまかしたよ」とビーズリーは笑いながら話している。

ビーズリーは完全に骨折したわけではないとつけ加えつつ、インディアナポリス・コルツを下したワイルドカードの試合で不快感があったと説明。ディビジョナルラウンドでボルティモア・レイブンズを退けた際にはそれほど痛まず、チーフスと当たったAFCタイトル戦では目立っていなかったという。

それでも、骨折を抱えてプレーしていたというのはメンタルの強さからしても、痛みに耐える力からしても、そして、チームを助けたいという願いの強さからしても驚くべきことだ。

「プレーオフを欠場するなんてあり得なかった」とビーズリーは言う。

ビーズリーは3試合でキャッチ14回、145ヤードをマークしている。

足を骨折してまで試合に出られる者など、3試合は言うまでもなく、1試合でも探すのが難しいだろう。この状況を踏まえれば、ビーズリーは今後50年にわたってビルズファンの心に残り続けるだろう。たとえ、スーパーボウルの出場を逃した後だとしても。

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