この先もスーパーボウル出場にはチーフスとの対戦は避けられないとビルズCBホワイト
2021年01月26日(火) 15:45バッファロー・ビルズはフランチャイズクオーターバック(QB)とヘッドコーチ(HC)を手に入れ、はじめて明るい未来を思い描くことができた。
現地24日(日)のAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でカンザスシティ・チーフスに敗れた傷はしばらく癒えないだろう。だが、せめてもの慰めは、ビルズがこの先のシーズンでまた戻って来る可能性が高いということだ。スーパーボウル出場を果たすには、恐らくどこかでまた同じ敵と相まみえることになり、そのことはビルズも十分に分かっている。
ビルズのコーナーバック(CB)トレデイビウス・ホワイトは「単純明快だ。俺たちの目標を達成するためにはあのチームを倒さなければならない」と月曜日に話している。「どうやって彼らを倒すかを考えないとダメだ。ダイナミックなオフェンスやボールを奪うことに長けているディフェンス。彼らが持っているものを超えなければならない。俺たちが目指している場所に行くために倒さなければならないのはあのチームだ」
「それが基準さ。彼らは優秀なQB、たくさんの武器、オフェンス力を持っている。バッファロー・ビルズがスーパーボウル優勝を果たしたいと思っている限り、彼らを突破することは避けられない。俺たちはそれを分かっている。もっと強くなりたいという気持ちを糧にオフシーズンに臨む。今の俺たちにはそうするしかない。このチームの誰もがそうするに決まっている。来年も全力で挑戦するつもりだ」
ビルズにとって1993年シーズン以来となるカンファレンスのタイトルゲームは盛り上がるに違いないと思われた。ビルズもチーフスもレギュラーシーズン中から勝利を積み上げてこの対戦に臨んでいる。両チームとも爆発力のあるオフェンスを武器としていたが、一方のチームだけが日曜日の試合でその実力を発揮する。38対24でチーフスが勝利を手にしているが、内容はスコア以上に偏っていた。
QBジョシュ・アレンがMVPに選ばれ、チームはスーパーボウルに出場できる可能性が高いと信じていたビルズとそのファンにとっては、現実を突きつけられる経験となった。もしスーパーボウル出場が実現していれば、QBジム・ケリー、ランニングバック(RB)サーマン・トーマス、ワイドレシーバー(WR)アンドレ・リードらが活躍していた時代以来となっていた。しかし、敗戦からは貴重な経験が得られるもので、ビルズは日曜日に敵について多くのことを学んだ。それは今後の対戦で役に立つかもしれない。
ビルズのワイドレシーバー(WR)コール・ビーズリーは「今シーズンはまた一歩前進することができた」とコメント。「残された場所はあと1つ。ゴールだけだ」
2年続けてAFC優勝にはチースフが立ちはだかった。ニューイングランド・ペイトリオッツは2018年の第53回スーパーボウル出場までに3年連続AFC優勝を果たしている。ペイトリオッツはQBトム・ブレイディを失ったことにより2020年は中堅クラスのチームに戻っており、ビルズはこれで難関を1つクリアした。AFCのディビジョナルラウンドでボルティモア・レイブンズに勝利したことでもう1つの難関を突破してきた。
最終的な目標に向けてビルズはオフシーズンのすべてを捧げるだろう。そして特定のチームに狙いを定めるに違いない。
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