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セインツの立て直しを信じるLBデービス、QBブリーズの帰還を希望

2021年02月05日(金) 16:41

ニューオリンズ・セインツのデマリオ・デービスとジャノリス・ジェンキンス【AP Photo/Brett Duke】

ニューオーリンズ・セインツはスーパーボウル進出か破滅かの精神で2020年に臨んだ。そして、プレーオフのディビジョナルラウンドでその旅路は終わった。

スーパーボウルに出場できるだけの力があるセインツだが、それが果たせなかったのはこれで4年連続になる。ミネアポリスの奇跡に始まって、見逃されたディフェンシブパスインターフェアランス(DPI)、オーバータイムでの敗北、そして、クオーターバック(QB)トム・ブレイディとタンパベイ・バッカニアーズの前での崩壊と、さまざまな形でセインツのシーズンは終わってきた。

2020年シーズンはQBドリュー・ブリーズが有終の美を飾るシーズンになるはずだった。だが、ブリーズは今のところ今後の意向を明らかにしていない。再び大舞台に届かなかったこと、そして、ブリーズ引退の可能性が、セインツの期待値に再評価を迫るかもしれない。

そんな中、セインツのスターラインバッカー(LB)であるデマリオ・デービスが現地4日(木)に『Good Morning Football(グッド・モーニング・フットボール)』に登場し、QBポジションに何が起ころうと、セインツは同じ勝利のメンタリティを続けると話した。

「スポーツに限らず成功した人ならば誰であれ、人生のいかなるフィールドでも、勝者のメンタリティというものは、ノックアウトされるだろう、何度も倒されるだろう、という考えなんだ。このチームに起こったようにね」とデービスは話した。

「だけど、勝者や成功者はとにかく起き上がることが重要だと分かっている。起き上がったときに、相手側がどうなっているかは分からない。でも、それが成功にたどり着く唯一の道だ。それが勝利する唯一の方法で、このチームはそれをやらなきゃいけない。足りなければ、それは実現しない。俺たちに起こったのはそういうことだ。だが、何をする? 立ち上がってほこりを払い、前へ進むときだ。その敗北の痛みをすべて受け入れるすべを見つけ、それをモチベーションに変え、自分を前に進めていく。いつもそうしてきたようにこのチームがそれを実行していくことに、俺の中にはまったく疑いがない」

2018年にセインツと契約したデービスは、3度の落胆の結末を迎えてきた。タックルマシンのデービスはセインツ守備陣の改善において大きな役割を果たしている。負傷したブリーズが苦戦する中、守備陣の奮闘がセインツをNFLのトップチームの一つにとどめてきた。

セインツの希望は、2021年に誰がセンターの後ろに控えようとも、守備陣が良好な状態を保つことにある。

デービスの意のままに進むとすれば、ブリーズはもう1ラウンドを戦うために復帰するだろう。

ブリーズがもう1年戻ってくる可能性について聞かれたデービスは「俺はそう願っている。本当にそう思っている」と答えた。

「彼がそうだと保証できたら、ずっといい気分だろうな。けれども、俺が(復帰を)保証できるとすれば、あんた方の誰かが“彼が終わった”とか、そういう見境のない発言をすれば、彼は戻ってくると保証できるね。だが、俺は確実にそれを願っている」

今のところはブリーズが夕日の中へと歩み去っていくとの見方が強い。その代役候補としては、テイサム・ヒルやジェイミス・ウィンストンをはじめ、挙げられる限りのベテランが含まれるだろう。ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンがプレーコーラーである限り、オフェンスはとにかく前へ進みさえすればうまくいくという信頼がある。

誰がQBを務めたとしても、デービスやキャメロン・ジョーダンといった選手がペイトンHCと共にいる限り、セインツへの期待が弱まることはない。

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