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2021年がどうなるかは分からないとグッデル

2021年02月05日(金) 17:32

ロジャー・グッデル【Perry Knotts via AP】

NFLが最も困難で、おそらく最も成功を収めたシーズンをあと数日で終えようとしている中、コミッショナーのロジャー・グッデルは現地4日(木)に来季がどういった形を取るのかは分からないと話している。スタジアムにいっぱいの観客が入るのか、選手は毎日COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の検査を受けなければならないのか、2年連続でオフシーズンプログラムに変更を加えなければならないのか。そして、NFLとNFL選手会(NFLPA)はワクチンを接種しないとプレー不可とするのか。それらはすべて、未知の要素となっている。

屋外で実施され、20名ほどに限定されたマスクを装着済みの記者たちが距離をとって着席した記者会見の中で「いつになったら日常がやってくるのか、私には分からない」とグッデルは話した。

「われわれは非常に難しい環境で運営していくことを学んだ。われわれはソリューションを見つけており、もう一度そうするだろう」

今季最後の試合を控えた今、グッデルは国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長の助言を繰り返し、ウイルスの拡散を抑えるべく、ファンが集ってスーパーボウルのパーティーを行うことは避けるよう話している。

「今季のわれわれがいくつかの点で、いかに物ごとを正しく行うかを代表する存在であったことを願っている。同じことはスーパーボウルの日曜日にも言える。われわれはファンが安全であることを求めている。今年は少し違ったやり方でスーパーボウルを楽しむ必要があるだろう」

また、一般的にはそうなることが広く期待されているものの、グッデルはレギュラーシーズンに第17週を追加するという選択肢を各チームのオーナーが採用するかについて、この会見では認めなかった。

日曜日に実施される第55回スーパーボウルが終わり次第、オフシーズンとNFLを覆い続ける感染症という雲の方に注意は移るだろう。一方、グッデルは今回のサイクルにおけるマイノリティの雇用――7つのヘッドコーチ(HC)の座に対してマイノリティのコーチが2人――について、「われわれが期待したものではなかったし、われわれが進めていこうと思っていたものではなかった」と述べた。

グッデルは職を得たかどうかを問わず、候補者やチームと対話して何が問題だったのかを理解するつもりだと明かしている。

ジェネラルマネジャー(GM)職ではアフリカ系アメリカ人の候補者が3人採用されたことに触れたグッデルは、多様性に改善があったと発言。コーディネーターのポジションにも前向きな動きがあったと指摘した一方、「われわれは満足しておらず、もっと改善できると感じているし、そうしていくつもりだ」と話した。

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