ミズーリ州のカンザスシティ警察によると、カンザスシティ・チーフスのヘッドコーチ（HC）アンディ・リードの息子であり、アウトサイドラインバッカーコーチを務めるブリット・リードが現地4日（木）夜に発生した多重事故に巻き込まれていたという。この事故で5才児が命に関わるケガを負ったとのこと。

『KSHB-TV』が最初に入手したカンザスシティ警察の発表情報によれば、ガス欠に見舞われたグレーのシボレーインパラがアローヘッド・スタジアム近郊のスタジアムドライブからI-435の南方面に向かう進入ランプに停車していたところ、シボレートラバースが支援のためにライトをつけたまま付近に車を止めていたが、警察がブリット・リードの運転していた車であると認めたラムのピックアップトラックが進入ランプを走行、インパラの左フロントにぶつかり、トラバースの後部に衝突したという。

警察はトラバースの後部座席に座っていた5歳児が命に関わるケガを負って地元病院に搬送されたと明かしており、後部座席にいた4歳児も病院に運ばれたものの、命に関わる負傷ではないとのこと。トラバースの運転手と助手席に座っていた成人は衝突によるケガはなく、インパラの運転手も負傷していない。

警察によると、リードは腹部の痛みを訴えて治療のために地元の医療センターに運ばれたとのことだ。

カンザスシティ警察が現在、事故の原因を調査している。

チーフスは声明を発表し、「われわれはアウトサイドラインバッカーコーチのブリット・リードが関与する多重事故を把握しています。情報を集めている最中であり、現時点でこれ以上のコメントはございません。関わったすべての人々のことを思い、祈るのみです」と述べた。

リードは2013年からチームに所属しており、過去2シーズンはアウトサイドラインバッカーコーチとして活動している。現在の役職に就くまではディフェンシブラインコーチを務めたほか、アシスタントディフェンシブラインコーチ、ディフェンシブクオリティコントロールコーチを担当してきた。2010年から2012年までは大学院生助手としてテンプル大学で働いていた。

チーフスは7日にフロリダ州タンパでタンパベイ・バッカニアーズを相手に第55回スーパーボウルを戦うことになっており、6日に現地入りする予定だ。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは5日夜、リードが日曜日の試合でコーチングしないと報じた。

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