ニュース

パッカーズQBロジャースが2020年のMVPに輝く

2021年02月07日(日) 13:23


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Mike Roemer】

最優秀パッカー(Most Valuable Packer:MVP)が正式にNFLの最優秀選手(Most Valuable Player:MVP)になった。

この1、2カ月ほど最有力候補と見られていた通り、現地6日(土)、『NFL Honors(NFLオナーズ)』で2020年AP通信年間最優秀選手賞にグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが選ばれた。ロジャースがMVPに輝くのはこれが3度目だ。

ロジャースは44という圧倒的な票数を集め、次点だったバッファロー・ビルズのQBジョシュ・アレンは4票、カンザスシティ・チーフスのQBパトリック・マホームズは2票にとどまっている。

歴史的なパフォーマンスを連発した2020年シーズンにパス成功率70%以上を誇り、4,299ヤード、タッチダウンとインターセプト比は48-5を記録したロジャースは他の誰よりも優れていた。パサーレーティングは初めてMVPを受賞した2011年に1ポイント届かなかったものの、それから10年近くが経過して37歳になった2020年にリーグトップとなる121.5をマークしたのだ。

ヘッドコーチ(HC)マット・ラフルアーが指揮した初年度の2019年シーズンに26回のタッチダウンパスを投げたロジャースは、2020年には倍近い数のスコアパスを投じてラフルアーHCの攻撃を支えている。ロジャース率いるパッカーズ攻撃陣は1試合あたりの得点数がリーグトップ、1試合あたりのパスヤードは2位、試合あたりの獲得ヤード数は5位につけた。

48回のタッチダウンパスはロジャースのキャリアでも最多を数え、2020年のロジャースはこれまでにないほど彼に見合ったオフェンスを率いているようだった。

ロジャースの大活躍もあり、パッカーズはレギュラーシーズンを13勝3敗で締めくくり、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)第1シードを得てプレーオフに進み、将来の殿堂入り候補が確実と言われるロジャースにとってはキャリア2度目のスーパーボウル出場に大きく近づいていたが、カンファレンスチャンピオンシップでタンパベイ・バッカニアーズに敗れてしまった。それでも、この結果がロジャースの驚異的なシーズンを汚すことはない。

【C】