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カーディナルス離脱はくだらないうわさだとCBピーターソン

2021年02月10日(水) 16:34


アリゾナ・カーディナルスのパトリック・ピーターソン【AP Photo/Ralph Freso】

パトリック・ピーターソンのキャリアにわたるアリゾナ・カーディナルスでの旅が一つの節目を迎えている。

ピーターソンの契約が3月に新リーグイヤーが始まった際に切れるため、両者がたもとを分かつ可能性はある。しかし、ベテランコーナーバック(CB)であるピーターソンは、つまらないうわさが自分の置かれている状況をゆがめて見せるのを阻止しようとしている。

カーディナルスの公式サイトによれば、ピーターソンは元チームメイトのブライアント・マクファデンを招いて自らのポッドキャストを録音している際、契約状況や未来について「基本的に新しい情報はない」と語ったという。

「あんたの言う通り、ただの下品なうわささ。俺とチームは契約について話し合っていない。別離についてもな。ただのくだらないうわさに過ぎない。(記者が)その洞察をどこから得たかは知らないが、つまらないうわさだ」

3月までに合意に至らなかった場合にピーターソンがチームを離れるという考えには、いくつかロジックの欠けた部分がある。まず、フリーエージェント(FA)の選手に与えられる自由として、当然ピーターソンがチームを離れることは可能だ。カーディナルスは契約延長でそれを阻止することもできるし、他にどういった道があり得るか見ることをピーターソンに許すかもしれない。しかし、たとえピーターソンが言うように両者が新契約についてまだ話し合っていなくても、容易に合意に至ることができる場合、そういった強い姿勢に出る理由はあまりない。

契約合意に支障がないと見られる理由としては、ピーターソン側の影響力があまり強くない点がある。31歳のピーターソンは2020年に目に見えて後退した。多くの選手がそうであるように、時間とともにいくらかのスピードを失っている。結果として、『Pro Football Focus(プロ・フットボール・フォーカス)』によるパスカバレージのグレードはルーキーシーズン以来で最悪となり、インターセプト3回を記録してはいるものの、かつてのエリートCBの姿ではない。

ピーターソンの需要はあまり高くならない可能性がある。少なくとも、本人がキャリアを捧げるチームと呼んだ場所から連れ去るほどには。カーディナルスがプレーオフ争い上で瀬戸際にあるため、ピーターソンはチームに有利な契約でとどまることを望むかもしれない。まだ自分に力があることを示すため、1年契約を結ぶ道もあるだろう。

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