QBマリオタのトレードに関してレイダースに真剣な問い合わせ
2021年02月10日(水) 17:23ラスベガス・レイダースのクオーターバック(QB)デレック・カーにトレードの可能性があることについて、豊富なうわさが出回っている。
レイダースのQBがトレードされる可能性はある。ただし、カーではない。
バックアップとして1シーズンを過ごし、カーのリリーフとして非常に印象的なプレーを見せたマーカス・マリオタにラブコールが来ていると現地9日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。
「マーカス・マリオタにも同様にトレードについての関心が集まっている」と『NFL NOW(NFLナウ)』でラポポートは述べた。「正当かつ真剣な関心だ」
デトロイト・ライオンズとロサンゼルス・ラムズがマシュー・スタッフォードとジャレッド・ゴフの交換に向けて動いており、QBの回転木馬はすでに回り始めている。レイダースはカーかマリオタのトレードにオープンだというのがチームたちの認識だとラポポートは7日(日)に伝えていた。
チームたちはカーに興味を示したが、「(レイダースは)電話を切ってはいないものの、どうも彼を対象にする気はないような印象を受ける」と火曜日にラポポートは続報を伝えた。
しかし、マリオタはというと、2020年に才能の片りんを示しており、その有望性が十分に感じられる元1巡目指名だ。
27歳のマリオタはレイダースで1試合しかプレーしておらず、第15週のロサンゼルス・チャージャーズ戦で30対27の黒星を喫した。しかし、負傷したカーのリリーフとして登場した彼は絶好調に見えた。28回中17回のパスを成功させ、226ヤードとタッチダウンを達成、9回のランで88ヤードを獲得し、タッチダウンを決めている。彼は2020年シーズンを前にレイダースと2年契約を結んでおり、2021年のベースサラリーは1,062万5,000ドル(約11億1,000万円)の予定だ。
2015年のNFLドラフトで全体2位指名を受けたマリオタには、これから驚くべき運命が待ち受けているかもしれない。場合によっては次のライアン・タネヒルになることもあり得るとラポポートは表現する。マイアミ・ドルフィンズから1巡目指名を受けたタネヒルだったが、思うような成果を挙げられず、リザーブとしてテネシー・タイタンズに移籍した。そこで彼は先発の座を自分のものにし、それがマリオタのレイダース移籍へとつながった。
マリオタはラスベガスを離れることになるかもしれない。だが、その際はレイダースにやってきた時よりもはるかに高い志を持って旅立つことになるだろう。時間と、これから始まるクレイジーなオフシーズンが答えを教えてくれる。
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