ドラフト1位指名予想のトレバー・ローレンスが現地12日に投球を披露
2021年02月11日(木) 00:05スーパーボウル後の1週間は通常、長く厳しいシーズンが終わって話題も尽き、NFLカレンダーの中で暇な時期だ。その後のスカウティングコンバイン、フリーエージェンシー、ドラフトとオフシーズンのワークアウトを前にリフレッシュするための1週間だ。
だが、今年は違う。
今年のルーキー評価は一足早く始まり、全体1位指名と予想されるトレバー・ローレンスが現地12日(金)にチーム向けのプロデースローイングセッションを行うことになった。
この早い時期にローレンスがスローイングセッションを行うのは、利き腕でない方の肩関節唇の手術を受けるためで、十分な休養を取り、たっぷりと余裕を持って2021年の戦いに備えるためだ。今年のオフシーズンのワークアウトプログラムも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の規制によって変更されそうだが、いずれにしてもローレンスは手術を終えて準備を整えることができる。
クレムゾン大学1年目からかつてないほど期待視されているローレンスがいまさらスローを見せるのはなぜなのだろう? 彼がジャクソンビル・ジャガーズから全体1位指名を受けるのはほぼ既定路線だ。彼の株はこれ以上高くなりようがない。
これに対し、ローレンス側はシンプルな答えを持っている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、彼に近い人物の発言としてその答えを伝えている。「投げない理由がどこにある?」
ローレンスが宙に向かっていくらボールを投げようと、4月29日(木)の2021年NFLドラフトの展開はそう変わらないはずだ。しかし、普段は静かなこの時期に、活気をもたらすことは確かだ。
特にジャガーズのファンならば、未来のフランチャイズQBとなる予定の選手を見てみたいはずだ。
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